ラニーニャ‐げんしょう〔‐ゲンシヤウ〕【ラニーニャ現象】
ラニーニャ現象(らにーにゃげんしょう)
南米のペルー沖で深海から冷水が湧き出て、太平洋で貿易風が強まって西向きの海流が発生する。ラニーニャとは、スペイン語で「女の子」の意味。
ラニーニャ現象とは逆に、ペルー沖の太平洋赤道付近で海面温度が上昇する現象のことをエルニーニョ(スペイン語で「男の子」の意味)現象と呼ぶ。
科学的なメカニズムが解明されているわけではないが、ラニーニャ現象が発生した年は、北大西洋でハリケーンが多く発生している。日本付近では、夏の気温は平年並みから高め、冬の気温は平年並みから低めとなる傾向がある。
アメリカの米海洋大気局(NOAA)は、今年に入ってラニーニャ現象が発生したとの見方を強めている。2000年から2001年にかけて発生して以来のこと。
(2006.02.06掲載)
ラニーニャ現象 (らにーにゃげんしょう)
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