やますげの

デジタル大辞泉

やますげ‐の【山^×菅の】

読み方：やますげの

［枕］

１ 山菅の葉が茂り乱れている意から、「乱る」「背向(そがひ)」にかかる。

「—思ひ乱れて恋ひつつ待たむ」〈万・三二〇四〉

２ 山菅の実の意で、「実」にかかる。

「—実成らぬことを」〈万・五六四〉

３ 山菅の「やま」と同音の、「止まず」にかかる。

「—止まずて君を思へかも」〈万・三〇五五〉

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やますげの

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 09:04 UTC 版)

成句

やますげの【山菅の】

1. 「乱る」、「背向(そがひ)」、「実」、「止まず」にかかる枕詞。