どろろ
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『どろろ』は、手塚治虫による日本の少年漫画。『週刊少年サンデー』(小学館)にて1967年35号から1968年30号まで連載された後、『冒険王』(秋田書店)にて1969年5月号から10月号まで連載された。戦国時代の日本を舞台に、妖怪から自分の身体を取り返すべく旅する少年・百鬼丸と、泥棒の子供・どろろの戦いの旅路を描く。
- ^ 本書発行当時は社内の出版部門を朝日新聞出版へ分社する前の状態。
- ^ 後にセガから発売されたPS2版『どろろ』の初回特典として、百鬼丸がどろろを殺せずに思い悩むシーンを抜粋した小冊子が付属した。
- ^ 手塚を始め、当時『週刊少年サンデー』に漫画を連載中の漫画家8名が「紅組」と「白組」に分かれ、紅組は『どろろ』、白組は『もーれつア太郎』の1頁分パロディを発表する企画。紅組は『ア太郎』の赤塚不二夫を始め、藤子不二雄(現:藤子・F・不二雄。当時『21エモン』を連載)、つのだじろう、板井れんたろう(当時『おらぁグズラだど』を連載)、一方の白組は本作の手塚を始め、川崎のぼる(同『アニマル1』)、園田光慶(同『あかつき戦闘隊』)、九里一平(同『弾丸児』)で構成。
- ^ 2018年10月号にて連載開始の告知と15ページに及ぶ予告編が掲載された。
- ^ 原作では当初「しょうすい」という振り仮名。
- ^ 原作の単行本には、女の子であることを匂わせる場面がたびたびある。また、目に上まつげが描かれており女の子に見えるように描かれているコマもある。ただし1969年の小説版を執筆した辻真先は、連載中にそのような伏線はなかったはずであるとし、どろろが女の子であるという設定はおそらく手塚が終盤に思いついたもので、単行本化の際に辻褄を合わせたのであろうと主張している[15]。
- ^ 正確には火が発する光。
- ^ アニメでは侍の大将。
- ^ 特に身体の一部を取り戻す様子もないままエピソードが終わってしまった。
- ^ サンデーコミックス版が掲載されている本や冒険王連載当時は三河島になっている。
- ^ a b c d e 冒険王に井上智が描いたカラー特集でも描かれている。
- ^ 手塚治虫文庫全集どろろ2巻の表紙などに使われている手塚治虫が描いたイラストでも百鬼丸の左上に描かれている。
- ^ 他との重複を除けば2体。
- ^ アニメに登場した妖怪や、手塚治虫が描いた未登場の妖怪との重複を除けば7体。
- ^ DVD-BOX封入解説書では「もし27話以降も放送が続いていたら。こんなユニークな化け物たちと戦う百鬼丸のもう一つの旅路を、私たちは目にすることができたかも知れない」と解説されている。
- ^ アニメの画像に文字を加えたフィルムコミック。
- ^ 手塚治虫漫画全集のどろろを、全てのコマにデジタル技術で新たに着色したもの。
- ^ 原作・アニメにおけるお須志。
- ^ 「作品解説」『どろろDVD-BOX 封入解説書』コロムビアミュージックエンターテインメント、2002年1月21日、2頁。
- ^ a b c 「対談 どろろはキャラクターが生きていた 鈴木良武・松島みのり」『手塚治虫アニメ選集1どろろ』少年画報社、1978年4月、75-79頁。
- ^ 「解説 大沢在昌」『ブッダ』 2巻、潮出版社〈潮漫画文庫〉。
- ^ 大塚英志「第2講 とりあえず「盗作」してみよう」『物語の体操 みるみる小説が書ける6つのレッスン』朝日新聞社〈朝日文庫〉、2003年4月、51-62頁。
- ^ 大塚英志『キャラクター小説の作り方』角川書店〈角川文庫〉、2006年6月、42,320頁。
- ^ 「カバー見返しコメント」『どろろ』 1巻、秋田書店〈サンデーコミックス〉、1974年。
- ^ a b 「あとがき」『どろろ』 4巻、講談社〈手塚治虫漫画全集〉、1981年。
- ^ “第19回:手塚流作品タイトルの付け方(後編)”. 手塚マンガあの日あの時. 虫ん坊 (2011年11月). 2019年3月21日閲覧。
- ^ 手塚眞『父・手塚治虫の素顔』新潮社〈新潮文庫〉、2012年、98頁。
- ^ a b c “第27回:妖怪ブームの荒波に挑んだ『どろろ』の挑戦!!”. 手塚マンガあの日あの時. 虫ん坊 (2013年3月). 2019年3月21日閲覧。
- ^ “手塚治虫作品を士貴智志がリメイク「どろろと百鬼丸伝」1巻、グッズも発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月19日) 2019年5月3日閲覧。
- ^ “捜し出し、破壊しろ!!カネコアツシ最新作、手塚治虫「どろろ」を題材に描くSF異形譚”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月5日) 2019年5月3日閲覧。
- ^ 手塚治虫「どろろ」のリメイク版「どろろ Re:Verse」、ピッコマで配信開始コミックナタリー 2022年12月29日
- ^ “永井豪×手塚治虫「どろろとえん魔くん」ゴラクで連載化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年2月8日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b c 辻真先(インタビュアー:アニメージュ編集部)「脚本家・辻真先の語る『どろろ』の思い出」『『アニメージュ』2019年7月号』、徳間書店、2019年6月25日 。2019年6月27日閲覧。
- ^ “キャラクター名鑑 どろろ”. TezukaOsamu.net. 2017年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月21日閲覧。
- ^ 手塚眞『父・手塚治虫の素顔』新潮社〈新潮文庫〉、2012年、97-99頁。
- ^ a b c d e f g 冒険王のカラー特集に井上智が描いている。
- ^ “主幹、鳥海尽三の「小説 どろろ」三部作が学研M文庫から発売中”. 鳳工房. 2019年3月21日閲覧。
- ^ a b 『電撃PlayStation Vol.252』メディアワークス、2003年10月31日、212頁。
- ^ “原作は手塚治虫「どろろ」、扉座が「新浄瑠璃 百鬼丸」を10年ぶりに上演”. ステージナタリー (ナターシャ). (2019年4月1日) 2019年4月2日閲覧。
- ^ a b “アニメ「どろろ」百鬼丸役に鈴木拡樹、舞台版でも主演!キャラ原案は浅田弘幸”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年9月3日) 2018年9月3日閲覧。
- ^ “鈴木拡樹主演「どろろ」に北原里英・有澤樟太郎、演出は西田大輔”. ステージナタリー (ナターシャ). (2018年11月20日) 2019年4月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “舞台「どろろ」どろろ役は北原里英、多宝丸役に有澤樟太郎!ビジュアルも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年11月20日) 2019年4月2日閲覧。
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