組閣(そかく)
衆参両院の本会議で行われる首相指名選挙により、国会が新しいの首相(内閣総理大臣)を指名する。指名を受けた新首相は、内閣を組織するために20人以内の国務大臣を任命し、与党内での協議を踏まえ人事を決定する。調整が終わると、内閣官房長官が記者団に対して「閣僚名簿」を発表する。
閣僚人事については、自民党政権下では、党内の各派閥の人数比に応じて大臣のポストを割り振る「派閥均衡人事」が行われる。また、連立政権の場合は、政権与党の議員数に応じてポストを割り振ることが慣例となっているようである。
組閣が終わると、首相は皇居で行われる任命式(親任式)に赴き、国務大臣は認証式に出席する。首相の任命式は、国会の指名に基づいて首相を任命するという天皇の国事行為(憲法6条1項)の一つである。また、国務大臣の認証式は、内閣の助言と承認により国務大臣を認証するという天皇の国事行為(同7条5号)である。
国務大臣は首相官邸に呼ばれ、首相から任命される。そして、官邸内で記者会見を行い、大臣就任の抱負を述べることが慣例になっている。
組閣が完了すると、内閣勢ぞろいの下で初閣議が開かれる。この後、官邸ホール右手階段で記念撮影を行う。
(2000.04.06更新)
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