けいどう

デジタル大辞泉

けい‐どう【傾動】

読み方：けいどう

［名］(スル)

１ 他の働きかけによって考えがぐらつくこと。また、他に働きかけて動かすこと。

「公衆に演説し、以て輿論(よろん)を—する」〈東海散士・佳人之奇遇〉

２ 断層運動によって地塊の片側が大きく隆起したため、地表が傾く運動。

けい‐どう

江戸時代、町奉行が行った私娼窟(ししょうくつ)やばくち場への不意の手入れ。臨検。けいど。

「—の言ひ訳日済(ひなし)聞き飽きる」〈柳多留・七〉

[補説] 「警動」「怪動」とも書く。

短編小説作品名辞典

けいどう

作者海野弘

収載図書江戸まぼろし草子
出版社河出書房新社
刊行年月2003.12

隠語大辞典

けいどー

読み方：けいどう

1. 賭博開張の現場、私娼窟等へ刑事、巡査等が踏込む事を云ふ。
2. 賭博開帳の現場等へ刑事が踏込むこと。

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