お前
お‐まえ〔‐まへ〕【▽御前】
読み方:おまえ
[名]《「おおまえ(大前)」の音変化で、神仏・貴人の前を敬っていう。転じて、間接的に人物を表し、貴人の敬称となる》
1 神仏・貴人のおん前。おそば近く。みまえ。ごぜん。「主君の—へ進み出る」
2 貴人を間接にさして敬意を表す言い方。「…のおまえ」の形でも用いる。
[代]《古くは目上の人に対して用いたが、近世末期からしだいに同輩以下に用いるようになった》二人称の人代名詞。
1 親しい相手に対して、または同輩以下をやや見下して呼ぶ語。「—とおれの仲じゃあないか」
2 近世前期まで男女ともに目上の人に用いた敬称。あなたさま。
「私がせがれにちゃうど—ほどながござれども」〈浄・阿波鳴渡〉
お‐めえ【▽御▽前】
お前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 18:19 UTC 版)
「日本語の二人称代名詞」の記事における「お前」の解説
主に男性が同輩に使ったり、男性や女性が目下の親族(息子、娘、孫、弟、妹など)に使う。元々は尊敬語であった(御前)。現代ではぞんざいな言い方と受け取られる場合が多い。
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「お前」の例文・使い方・用例・文例
- 「ばかやろう」「お前もだ」
- おい,そこのお前ら,とっとと出て行け!
- お前はまだ一人旅ができる年ではない
- どこかに消えろ!お前なんか嫌いだ
- 彼女はお前をはんぱじゃなく嫌ってる
- もうお前も自活してもいい年ごろだ
- 彼女がお前のプロポーズを断ることは100ドルかけてもいい
- 「お前のことは絶対に許さないぞ」と彼は私にどなった
- お前を3分で倒してみせる
- 何と言おうとも絶対にお前を許さない
- お前らに俺の何が分かる
- どうしてお前はわかってくれないんだ?
- お前一体誰だ?
- お前は既に死んでいる。
- お前は何処にも逃げられない。
- お前は叫ぶ。
- お前は追い詰められた。
- お前は逃げる。
- お前は逃げ場を失っている。
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