うつお

デジタル大辞泉

うつお〔うつほ〕【^▽空／^▽虚／^▽洞】

読み方：うつお

１ 中がからになっていること。また、そのようなもの。うつろ。うろ。

「この唐櫃(からびつ)をこそ心にくく思ひつれども、これも—にて物なかりけり」〈今昔・二九・一二〉

２ 岩や樹木にできた空洞。ほら穴。

「いかめしき牝熊、牡熊、子生み連れてすむ—なりけり」〈宇津保・俊蔭〉

３ 上着だけで、下に重ねるべき衣類を着用しないこと。

「短き衣—にほうかぶって、帯もせず」〈平家・八〉

４ 葱(ねぎ)をいう女房詞。

[補説] 発音は、古くは「ウツホ」、その後「ウツヲ」「ウツオ」と変化したという。また、「ウツボ」と濁音にも発音されたらしい。

うつお〔うつほ〕【^×靫／^▽空^▽穂】

読み方：うつお

⇒うつぼ（靫）

名字辞典

撫尾

名字	読み方
撫尾	うつお

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JMnedict

撫尾

姓	読み方
撫尾	うつお

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うつお

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 05:23 UTC 版)

名詞:空

うつお【空、虚、洞】

1. 中が空になっていること。そのもの。うつぼ、うつろ、うろ。
2. 岩や樹木の幹などの内部が空洞となっている場所。ほらあな。
3. 上衣だけで下に重ね着する衣服がないこと。
4. うつおぐさの略称。ねぎの女房詞。

名詞:武器

うつお【靫、空穂】

1. 矢を入れる筒状の容器。うつぼ、えびら、ゆぎ。