三省堂 大辞林 |
いろごのみ 3 【色好み】
「―の男」
(2)恋愛の情趣をよくわきまえ、洗練された恋愛ができる人。
「なまめかしう恥づかしげにて、いみじう気色だつ―どもになずらふべくもあらず/源氏(宿木)」
(3)風流の道に熱心な人。
「世に二人三人の賢き―出でて、盛りにもてはやし侍るより、道広き事になれるとなん/ささめごと」
(4)遊女。また、遊女を買うこと。
「若きものにて候へば、遊びの女―にもとらせけるかと思ひしに/幸若・小袖曾我」
〔この語は(2)のように、平安貴族の世界では、現代における「好色」とは異なった概念を表し、一種の美的価値をもったものとしてとらえられていた。(3)は中世以降、(4)は室町頃の用法〕
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いろごのみ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/09/28 08:27 UTC 版)
いろごのみは、日本人の心性をあらわす用語・概念の一。近代では折口信夫によってつよく提唱され、その思想体系のなかで重要な位置を占めるものとして扱われた。
- 1 いろごのみとは
- 2 いろごのみの概要
いろごのみと同じ種類の言葉
「いろごのみ」の用例一覧
芥川龍之介 道祖問答 (青空文庫)
う ) せず、 五戒 ( ごかい ) も持した事はない。いや 寧 ( むし ) ろ「 天 ( あめ ) が 下 ( した ) のいろごのみ」と云う、Dandy の階級に属するような、生活さえもつづけている。が...
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折口信夫 古代民謡の研究 その外輪に沿うて (青空文庫)
草の陰に隠れた事を思ふのに、野守りは春野を焼きはじめてゐる。娯しい春の野遊びもだめにならうとしてゐる。かうした村の人々の幾代の経験がある。表現の幾多の類型がある。 さう言ふ共有の いろごのみ の心を潤すのに十分である。「おも...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46951_27950.html
いろごのみに関連した本
- インド・色好みの構造 田中 於莵弥 春秋社
- 色ごのみの文学と王権―源氏物語の世界へ (叢刊・日本の文学) 高橋 亨 新典社
- 「色好み」の系譜―女たちのゆくえ (SEKAISHISO SEMINAR) 今関 敏子 世界思想社
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