あおむねツバメ
収載図書ドリトル先生の楽しい家 新版
出版社岩波書店
刊行年月2000.11
シリーズ名岩波少年文庫
あおむねツバメ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 07:22 UTC 版)
「ドリトル先生の楽しい家」の記事における「あおむねツバメ」の解説
The Green Breasted Martins / 『アフリカゆき』の頃 先生がアフリカの猿たちを苦しめていた伝染病を終息させ、バンポ王子の協力でジョリギンキ王国から脱出した直後の話。寄港先のガンビア・グーグー国では女権拡張運動家の白人女性が国王に謁見するや否や国王を圧倒する勢いで政治や教育に介入し、現地の婦人たちはその白人女性がかぶっている帽子に付いたイワツバメの羽に男を操る魔力が秘められているのではないかと信じてイワツバメの一種・あおむねツバメを乱獲し始める。後に何度も先生を助けることになるツバメのリーダーで“韋駄天”の異名を持つスピーディ・ザ・スキマーはこの事態を見かねて先生に助けを求め──これが先生とこのツバメの初対面であったが──、ガブガブの発案により、先生はツバメたちに町中の虫を食べるのを止め、バンポが船に積んだが誰も食べたがらない干しイナゴを食べてはどうかと提案した。つまりあおむねツバメが全滅したらこの国はどうなるかを体験させる、というもの。グーグーの町はまたたく間にアリや蚊が大繁殖して崩壊の危機に晒されるが、ツバメたちが害虫を食べ尽くしたので町の全滅は回避される。国王は今後、あおむねツバメをガンビア・グーグーの国鳥として手厚く保護することを先生に約束し、先生は再びイギリスに向けて出港するのであった。
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