Hyperledger Hyperledgerの概要

Hyperledger

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 07:04 UTC 版)

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歴史

2015年12月、Linux FoundationはHyperledgerプロジェクトの作成を発表した。 このプロジェクトの最初の創設メンバーは2016年2月に発表され、さらに10のメンバーと3月29日に理事会の構成が発表された。5月19日、ブライアン・ベーレンドルフ英語版がプロジェクトの専務理事に任命された。

2016年3月、JPモルガン・チェース経済顧問であったブライス・マスターズ英語版がプロジェクトの議長に選出された[1]

2016年4月7日、日本取引所グループ野村総合研究所と共同でブロックチェーンに関する実証実験を開始する事で合意したことを発表した[2]。同グループは2月16日すでに日本IBM との実証実験合意を発表している。ブロックチェーンに記録される情報は、証券など資産の移転を証明するとともに、これまで証券取引の清算機関が一元管理していた証券振替記録のデータベースそのものになる。この実証実験では、先のハイパーレッジャー・プロジェクトのフレームワークを利用する[3]

メンバーとガバナンス

このイニシアチブの初期メンバーには、ブロックチェーン特化の企業(Blockchain、ConsenSys、Digital Asset、R3)、その他のテクノロジー企業(シスコ、富士通、日立、IBMIntelNECNTTデータRed HatVMware)、金融会社(ABN AMRO、ANZ銀行、BNYメロン、CLSグループ、CMEグループ、預託信託会社(DTCC)、ドイツBörseグループ、JPモルガンステート・ストリートSWIFT、ウェルズ・ファーゴ)、その他(アクセンチュア、キャストトン、クレジット、 、IntellectEU、Nxt Foundation、Symbiont)が含まれる。

主要なプロジェクト

Hyperledgerには、プロジェクト主体や目的に応じて複数のサブプラットフォームがある。

  • Hyperledger Fabric
  • Hyperledger Grid
  • Hyperledger Indy
  • Hyperledger IROHA
  • Hyperledger Sawtooth

外部リンク


  1. ^ Blythe Masters becomes Chair of Hyperledger Project as it welcomes 10 new member firms”. アイビータイムズ英語版 (2016年3月29日). 2016年11月10日閲覧。
  2. ^ ブロックチェーン技術に関する実証実験の開始について”. 日本取引所グループ (2016年4月7日). 2016年4月28日閲覧。
  3. ^ 浅川 直輝=日経コンピュータ (2016年4月7日). “日本取引所がブロックチェーン実証実験を開始、決済・清算への適用狙う”. 日経コンピュータ (日経BP). http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/021600473/?rt=nocnt 


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