Deepdown
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/09 13:42 UTC 版)
ジャンル | MORPG |
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対応機種 | PS4 |
開発元 | カプコン |
運営元 | カプコン |
人数 | マルチプレイヤー |
メディア | 未定 |
運営開始日 | 未定 |
利用料金 | 基本無料(アイテム課金制) |
概要
2013年2月20日「PlayStation Meeting 2013」において、PlayStation 4の正式発表とともに情報が公開された完全新規タイトル。開発エンジンは「MT Framework」に代わる、カプコン独自の新開発エンジン「Panta Rhei(パンタ レイ=万物流転の意)[1]」が使用される予定[2]。
ゲームとしてはオンラインプレイ専用の多人数参加型アクションRPGで、料金体系は基本プレイ無料のアイテム課金制を予定。また、本作のジャンルは「リーディングRPG」であり「感情」が作品のテーマとして挙げられている。プレイヤーは“リーディング”という過去の遺物から記憶を読み取る能力を使い、過去と現代を行き来しながらゲームを進めていく。世界観は、現代パートが2094年を舞台とする近未来風、過去パートが1494年を舞台とする中世ファンタジー風となっている。
発表当初より「新開発エンジン「Panta Rhei」による美しいグラフィック」「基本プレイ無料(Free to Play)の次世代を予感させるゲームスタイル」などが評価されて期待を集め[3]、PlayStation 4発売直後の早い段階でのサービス開始を予定していたが、PlayStation 4が発売され、その次世代機であるPlayStation 5が発売された現在も具体的なサービス開始日は未定であり、公式サイトの更新も長期間途絶えたままとなっている[4]。
ストーリー
舞台は2094年のニューヨーク。物に触れることで、そのものに宿る声を聞き、残留思念を読み取ることができる「リーディング」という特殊能力を持つ者たちがいた。彼らは「レイブンズ(ravens)」と呼ばれ、過去の遺物をリーディングすることで「記憶の世界」へと飛び、歴史の調査や解明を行うことを生業としていた。
あるときチェコのボヘミアにおいて、15世紀頃のものと思われる発掘物が出土されるが、それには驚くべき技術や文明を持った謎の都市に関する記憶が残されていた。依頼を受けた「レイブンズ」は、とある都市の考古学調査プロジェクトに迎えられ、リーディングの能力を駆使して遺跡の調査を行うこととなる。プレイヤーもまた「レイブンズ」の一員として調査に同行することとなるが、1494年の時代へと飛んだ彼らが見たものは「異形の者たち」と呼ばれる怪物が跋扈し、様々な感情や残留思念が渦巻く謎のダンジョンであった。
ゲームシステム
本作は2094年の現代パートと、1494年の過去パートに分かれており、現代で過去の遺物である石像に触れることで過去の世界に飛ぶことができる[5]。過去の世界には、喜怒哀楽などの「感情」をモチーフにしたダンジョンが存在しており、プレイヤーは武器や鎧などの装備を身に着け、ダンジョンの中を冒険する。
主なゲーム部分は、3人称視点のダンジョン探索型アクションRPGとなる[6]。ダンジョンは、特定の法則をもとに内部の構造が自動生成される形式となっており、ローグライク要素もある[7]。
プレイヤーはダンジョンを探索し、敵との戦闘やアイテムの入手、ストーリーの解明などを行う。ダンジョン内には様々な敵(異形の者)やトラップが存在し、プレイヤーは装備やスキル、アイテムなどを駆使してゲームを進めてゆくこととなる。戦闘では、武器を構えるとプレイヤーの背後にカメラが切り替わる肩越し視点となり、武器を構えている間は移動が遅くなる反面、細かく狙いをつけながら攻撃することが可能[7][6]。また、本作はオンラインプレイ専用ゲームでもあるため、他のプレイヤーと協力してダンジョン攻略を進めてゆくことも重要となる[6]。さらに、ダンジョン内で入手できる「メメント」と呼ばれる残留思念を活用することで、装備の強化など様々なゲームプレイが楽しめる点も特徴であるとされる。
- ^ “カプコン独自のゲームエンジン「Panta Rhei」と「deep down」の技術的詳細に迫るCEDECセッションレポート”. 4.gamer.net (2014年9月27日). 2020年6月15日閲覧。
- ^ 西川善司の3Dゲームファンのための「Panta Rhei」講座
- ^ a b “フューチャー部門|受賞作品|日本ゲーム大賞2013|”. 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会. 2020年6月15日閲覧。
- ^ a b c “しばらく音沙汰のないゲーム期待作10選(2018年夏版)”. IGN (2018年7月21日). 2020年6月15日閲覧。
- ^ “【PS4クリエイターインタビュー】小野義徳氏が語る!『deep down』が見せるPS4時代のオンラインゲーム”. ファミ通.com (2013年9月13日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ a b c “カプコンのPS4タイトル『deep down(ディープダウン)』をいち早く体験!”. ファミ通.com (2013年9月18日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ a b “【TGS 2013】「deep down」と「DARK SOULS」が似てると言われて遊んでみたら全然違った”. 4gamer.net (2013年9月22日). 2022年2月8日閲覧。
- ^ a b “カプコン、PS4新作『deep down』商標延長―タイトル生存も商標失効の恐れ”. Game*Spark (2016年8月8日). 2020年6月16日閲覧。
- ^ “今年,新タイトルを続々投入するカプコンのオンラインゲーム事業戦略とは? COGのキーパーソンである小野義徳氏と杉浦一徳氏にインタビュー”. 4.gamer.net (2015年2月19日). 2020年6月15日閲覧。
- ^ “[GDC 2017]「バイオハザード7」はこうして作られた。方向性の転換が迫られた最新作の開発秘話”. 4.gamer.net (2017年3月24日). 2020年6月15日閲覧。
- ^ “カプコン小野氏、海外メディアの取材受け『deep down』について触れる。2013年に新エンジンとともに発表されたPS4向けタイトル”. 電ファミニコゲーマー (2019年11月7日). 2020年6月13日閲覧。
- 1 Deepdownとは
- 2 Deepdownの概要
- 3 開発
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