Charlotte (アニメ) 登場人物

Charlotte (アニメ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/27 06:42 UTC 版)

登場人物

主要人物

乙坂 有宇(おとさか ゆう)
- 内山昂輝
主人公で高校1年生[20]。16歳。他人の身体を乗っ取る能力者[21]で、能力の有効時間は5秒間[22]。制約は視界内の相手のみという有効対象、元の身体の意識喪失[23]
美男子だが腹黒い性格ゆえ、能力をカンニングや誑かしに悪用し[24][22][25]、エリート高校・陽野森高校主席入学及び学園マドンナに下心持って接近する[22]といったエセ優等生生活を謳歌していたところを友利達に看破され[13]、能力の有用性から星ノ海学園に生徒会メンバーとして編入させられた[13]。離婚した母親が親権を遠方に住むおじに渡したため、妹・歩未と二人暮らし[26]。星ノ海学園に編入してからは[27]、学園に併設されたマンションで歩未と住んでいる[28]
実は「略奪」の能力者であり、他人の身体に乗り移って乗っ取ると共に、乗っ取った対象が特殊能力者であった場合、その能力を自分の物として奪い取る事が出来る[29]。兄・隼翼の存在と共に、前泊の記憶消去を受けて忘れていたが、友利に連れて行かれた『ZHIEND』のライブで思い出す[15]。海外に旅立つ前に友利に思いを伝え、帰って来たら恋人になると約束した[30]
友利 奈緒(ともり なお)
声 - 佐倉綾音
星ノ海学園生徒会長[21][15]。「不可視」の能力者で[25][24]、制約は一度に1人という有効対象[31]
普段はほとんど無表情で淡々とした口調[21]で話すミステリアスな美少女[32]。しかし同じ生徒会の有宇らの前では、くだけた口調になったり[24]、時に有宇や高城にはきついツッコミを入れたりする。生徒会活動の特質上、常に状況記録のためハンディカム(カムコーダ)を携帯している[24]。能力者保護に尽力しており、高いカリスマ性と仲間の能力を見極め適切な判断を下す、その行動力から生徒会長になっている[33]
廃人となった兄の一希を見舞いながら能力者を守るべく生徒会活動に従事している[15][28]。一希と共にポストロックバンド・『ZHIEND(ジエンド)』のファン[21][15]
高城 丈士朗(たかじょう じょうじろう)
声 - 水島大宙
星ノ海学園生徒会員。「瞬間(超高速)移動」の能力者で[25]、制約は真っ直ぐしか進めないこと[21]。能力発動によるバックファイアで病院送りになり兼ねないことから、身体を鍛えたり、制服の下にプロテクターを仕込んだりと安全対策を施している[21][24]。西森柚咲のディープなファンで[21]、かなり詳しいだけでなく言動がおかしくなるほど[33]
前述の瞬間(超高速)移動をネタにして、コミックマーケット88では走っての移動を禁止することを促すために使用されたり[34]BS11とのコラボCMで同局のマスコットキャラクター「じゅういっちゃん」と共演を果たしている[35]。また、2020年放送のアニメ『神様になった日』に柚咲のプリントされたシャツを身に着け、友情出演している。
西森 柚咲(にしもり ゆさ)
声 - 内田真礼
ロックバンド「How-Low-Hello」のボーカルを務める人気アイドル[13][21][25]。愛称はゆさりん[24]。本名は「黒羽 柚咲(くろばね ゆさ)」であり、アイドルとしては物々しいとの提案によって「西森」という芸名を付けられている。「口寄せ」の能力者で[13][25][21]、制約は亡姉・美砂しか憑依させられないことと[13]、能力発動の主導権が美砂にしかないことであるがゆえに、自らの能力に関して全く自覚がなく、多重人格や居眠り病と誤認している[36][13]
芸能人らしく作り物めいた美貌と、明るくもかなり天然な言動が特徴[13]。瞳の色が普段は青だが、美砂憑依時には赤に変わる他、髪色も若干差異が生じる[24]。両親は長野県で蕎麦屋を経営[37]
黒羽 美砂(くろばね みさ)
声 - 内田真礼
柚咲の亡姉(歳は一つ上)で、柚咲に憑依する形でのみ現世で活動可能[36]。なお顕現の主導権が美砂にあるため、柚咲の能力が消えない限り彼女の都合で勝手に現れてくる[36]。「発火」の能力者で、死霊であるが故に柚咲に憑依している際しか使用できない[38]。生前は筋金入りのヤンキーで[36]、表情も口調も友利と張り合うほど凶悪だが、妹や仲間を大切にするなど根は優しい[30]
乙坂 歩未(おとさか あゆみ)
声 - 麻倉もも
有宇の妹[39][26]。中学1年生[40]。兄妹は特殊能力者となりやすいという例に漏れず、周囲の建造物を文字通り崩壊させる「崩壊」の能力を無自覚ながら秘めている[41]。「なのですぅ」や「なのでござる」などの特徴的な語尾で話す[26]
純真な性格で星とロックバンド「How-Low-Hello」のファン[39][26]。中でもボーカルの西森柚咲の大ファンで、鼻血を出して興奮してしまう程である[39]。兄と共に星ノ海学園へ転入する。有宇が幼い頃好きだった乙坂家秘伝のピザソースを隠し味に使った料理ばかりを作る[26]
前泊の記憶消去を受けているが、時折隼翼らしき家族の存在を断片的に思い出すことがある[42]

その他の人物

乙坂 隼翼(おとさか しゅんすけ)
声 - 小野大輔
有宇、歩未の実兄[43]。友利や熊耳らを率いて、特殊能力者を守る活動をしているリーダー[44]。「タイムリープ」の能力者で、制約は目に光が差していなければ能力発動ができないことと、能力使用の度に少しずつ視力を失っていくこと[43]
「最初」の時間軸においてはその能力から研究者達に拘束・幽閉されていたが、歩未の能力覚醒に伴い決起した有宇によって解放されタイムリープに成功。その後完全に視力を失うまでタイムリープを繰り返した末[29]、仲間とともに莫大な財を為し星ノ海学園を作り上げた[42]。学園設立後は裏で暗躍する存在として、山中に建造した特殊能力研究施設たる秘密基地の中で指揮を執っている[42]。前泊に命じて有宇と歩未から自分の存在を記憶消去させていた[42]
熊耳(くまがみ)
声 - 竹本英史
主に生徒会に接触するメンバー。「特殊能力者発見」の能力者[31]。表に出ることのできない隼翼の代わりに能力者を守る組織を広げる任を受けていることから、身分を隠すために能力の制約と偽って、顔を隠す程の茶色い長髪かつ常にずぶ濡れという怪しい風体をしている。しかし素顔は美形。隼翼からは「くまのプーさん」からとって「プー」と呼ばれる[43]
海外テロ組織に監禁されたとき、友利をかばう形で命を落としてしまう[18]
目時(めどき)
声 - 瀬戸麻沙美
中学生時代はロングヘアだったが、現在は短髪の少女[27]。「催眠」の能力者で[43]、目から念を放ち対象を強制的に眠らせることが可能だが、制約として能力使用後自分も眠りに陥るため、一度に1人か2人しか眠らせることができない。
本編では語られなかったが、公式裏設定で隼翼に恋心を抱いている事が判明している。
前泊(まえどまり)
声 - 花江夏樹
黒髪の少年。「記憶消去」の能力者で[43]、一次的接触によって対象の記憶を探り、ピンポイントで狙った部分を消去することができる。制約は記憶の捜索に接触が不可欠なことと、長い時間を要することであり、実用性は薄い。
隼翼の指示により有宇、歩未から隼翼に関する記憶を消去している[17]
七野(しちの)
声 - 河西健吾
金髪の少年。「透過」の能力者で、壁などをすり抜けて移動することができる[43]。制約は能力使用時の大きな体力消耗。タイムリープ前の時間軸においては、有宇の決起時に合流し、透過能力を引き渡した後射殺された。
友利 一希(ともり かずき)
声 - 興津和幸
友利の兄。バンド活動をしていたが、空気を自由に振動させられる能力に目覚めた事を周囲に知られ、強制的に転入させられた末科学者達の実験台にされ、精神が壊れてしまった[33]。その後は解放されており、隼翼によって病院に無償で移されている。
その後は回復の見込みもないまま入院生活を送っており、鎮静剤が切れる毎に叫び声をあげながら布団を破き散らす「作曲」を繰り返していた。しかし有宇の判断で面会に訪れたサラの歌を聴いたことで、妹の事を認識できる程度に理性が僅かに回復した[17]
Sara Shane(サラ・シェーン)
声 - 沢城みゆき/歌 - marina
友利兄妹がファンであるポストロックバンド『ZHIEND』の作曲兼ヴォーカリスト[45][15]。赤い長髪の外国人で、日本でヒットした経験もあることから日本語が堪能。後天的な全盲であり[45]、他人の声色や息遣いから精神状態を感じ取る能力に長けている。気っ風の良い姉御肌であり、他者への思いやりに溢れる好人物[45][15]
日本でのライブ前日に偶然有宇と出会い意気投合する。バンドのフロントマンを夢見て以降、遅咲きのデビューながらも本人曰く「ズル」をしたことで大スターとなったものの、最終的にはスター歌手から小さなバンドのフロントマンへと落ち着いた[46][注 1]。その後有宇の依頼から一希の病室を訪れ、自らの歌を聴かせることで彼の理性を一部回復に導いた[15]
白柳 弓(しらやなぎ ゆみ)
声 - 中原麻衣
陽野森高校に通うマドンナ的存在[21]。三嶋(声 - たみやすともえ)という友人がいる[21]

  1. ^ 視力はこの時に、「代償として神様に差し出した」という旨を語っている。[46]
  2. ^ 麻枝が作詞し、それを翻訳家が英訳した。[75]
  3. ^ 第1位は『がっこうぐらし!』の85.70ポイント。[98]
  4. ^ 第1位は『がっこうぐらし!』の79.96ポイント、第2位は『アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd』の74.35ポイント。[100]
  5. ^ CDのPCへの取り込み回数
  6. ^ 麻倉、内田の出演回と第1回(機材不具合)事前収録分を配信[155]





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