AviUtl
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 04:48 UTC 版)
概要
AVIファイル[注釈 1]を編集したり、各種コーデックで圧縮することができる。フリーウェアとして公開されている。
32ビットのアプリケーションであり、動作にはMMXが使えるCPUが必要[2]。64ビット化することもできるが、KENくん曰く、「32ビットの状態で多くのプラグインが作られたため、64ビットに変更するとそれらが使えなくなってしまうから[3][注釈 2]」という理由により現在も32ビットソフトである。
AviUtl本体のみで動画編集は可能であるが、公式サイトに公開されている「拡張編集プラグイン」を使用することで、より高度な編集をすることができる。具体的にはレイヤー機能(他のソフトで「トラック」と呼ばれているもの)やエフェクト類である。
有志により開発されたプラグインを追加することで、各種エンコーダー(x264やNVEnc等)によるエンコードが可能になる。
本来32bitソフトでは4GB以上メモリを使用することができないが、version1.10rc2からは共有メモリを使用して4GB以上のメモリーを利用出来るようになっている。
version0.99aからはマルチスレッド対応となり、主要なプラグインのマルチスレッド化が促進されSIMD最適化、GPUの利用ができるようになる。
AviSynthとはプラグインの相互利用が可能である。しかし、AviUtl側からAviSynthのプラグインを利用する際にプラグインがYUV各12ビットのフォーマットをサポートしていない場合、データの精度に変化が生じる場合がある。
nicotalkやYukkuriMovieMakerのように、AviUtlと連携したソフトウェアも存在する。
注釈
- ^ プラグインによってはMP4ファイルなどを読み込むことが可能である。また、AVIファイルでも読み込めるファイルはプラグインや各種コーデックに依存することがある。
- ^ ただし、一部のユーザーからは「設計次第では32bitのプラグインと共生する事はできる」とも言われている。
- ^ ただし、別途プラグインが必要
- ^ 可能ではあるが、かなりな無理をして可能になるものである。
- ^ 機能も少なく、実用的とはいえまい
出典
- ^ a b [1]“KENくん/ Twitter”. 2019年8月18日閲覧。
- ^ [2]“AviUtlのお部屋”. 2020年2月17日閲覧。
- ^ “https://twitter.com/__kenkun/status/1163023903721050118”. Twitter. 2022年5月1日閲覧。
- ^ “これであなたも動画編集の達人に!動画編集に便利なソフト5選 - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト”. 2021年7月11日閲覧。
- ^ “動画編集ソフト「AviUtl」が6年ぶりに更新 4GB以上のメモリを活用できるテスト版を公開 - ITmedia NEWS”. 2021年7月11日閲覧。
固有名詞の分類
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