義男の青春
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 14:25 UTC 版)
評価
権藤晋はつげ義春との対談の中で、この作品はつげ忠男の『昭和ご詠歌』のように作者が描き残しておきたいと考えた作品ではないかと問うたところ、つげは「忠男は、僕などに比べたら社会性があり、描き残すという意識が多少はあったかもしれないが、僕にはそういうのはない。社会批判みたいな気持ちもない。みじめたらしい話でもないしね」と述べている。また権藤はつげの作品中でも筆致がもっとも丁寧だと述べている。権藤は、つげのタッチがいいため畳の目をしつこく描いても他の漫画家のようにうるさく目立つこともないとも評価している[1]。
関連項目
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