素浪人罷り通る
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 14:11 UTC 版)
概要
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三船演じる剣豪の素浪人が、諸国を旅しながら様々なトラブルに巻き込まれ、その渦中の人々を助けていく時代劇。 黒澤明監督の映画『用心棒』から始まり、TV『荒野の素浪人』等を経てきた、三船の代表作「素浪人」シリーズの最終作。
キャラクター(素浪人)
- 『用心棒』『椿三十郎』の時と同様に、素浪人は、懐手に肩を大きく揺らしながら歩き、誰かに名前を聞かれる度にその場の思いつきで「春夏秋冬」などと適当な偽名を名乗るのが特徴。
- 第1話では、素浪人が放浪する以前、仕官していた頃の立石藩の事件に巻き込まれ、藩を出た理由や本名などが明かされる。第6話では「檜(ひのき)三十郎」と名乗る。登場人物に「菊千代」「久蔵」「与平」など、『七人の侍』を彷彿とさせる名前が散見するが、三船演じる素浪人も、「島田勘兵衛」に肖ったような「大西勘兵衛」が本名であり、最終作では「烏田(からすだ)閑兵衛」を名乗っている。
- 素浪人の髪型は、『罷り通る』シリーズでは、月代を剃らずに髪をザンバラに伸ばした「ムシリ」。これは『荒野の素浪人』第1シリーズの「峠九十郎」と同じである。『魔境』のみ髪をまとめ上げた「総髪」で、『用心棒』『椿三十郎』の頃に戻っている。
- 素浪人の家紋は「丸に木瓜(もっこう)」。これは三船敏郎の家紋と同じで、映画『待ち伏せ』、TV『荒野の素浪人』ほか、ほぼ全作、素浪人はこの家紋で通している。黒澤明監督の2作品『用心棒』『椿三十郎』のみ「丸に剣片喰(けんかたばみ)」で、これは黒澤明の家紋であった。
- 素浪人の振るう刀は同田貫。これは『荒野の素浪人』以来。流派は設定されていない。
- 1 素浪人罷り通るとは
- 2 素浪人罷り通るの概要
- 3 あらすじ
- 4 キャスト
固有名詞の分類
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