沖由佳雄 沖由佳雄の概要

沖由佳雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 18:38 UTC 版)

東京都豊島区在住。少年時代は北関東で転居を繰りかえす。背景に余計な部分を描かないなど、シンプルな絵と話を描く。

経歴

デザイン学校卒業後、デビューするまで吾妻ひでおアシスタントを務めていた。吾妻の『二日酔いダンディ』のファンレターを出したらいつの間にかアシスタントになっていたという。

吾妻ひでお蛭児神建らによる同人サークル「無気力プロ」のメンバーとして、1979年4月開催のコミックマーケット11で頒布された、日本初のロリコン同人誌とされる『シベール』にも参加。日本で初めて男性向けエロ同人誌を販売した人物のひとりである。

1981年に『プレジデント カプリス』(「アニメック」19号掲載)でプロデビュー。同年の『アニメック』(20号)より連載された『インパクタージェミニィ』が初連載作となった。1983年より『プチアップル・パイ』(徳間書店)で『天翔けるセールスマン』を連載。

1984年発売の美少女漫画雑誌『プチ・パンドラ』(一水社、蛭児神建・編集)には創刊号より参加。現在で言う成人向漫画にも進出し(当時は18禁マークはまだなかったので、いちおう全年齢である)、ショタ漫画も手がける様になる。エロ漫画における「男の娘」の最初期の例である。

1990年発売の海戦カードゲーム『天下布武かあどげえむ 栄光の八八艦隊』のイラストを担当した(1988年に翔企画が発売した『モンスターメーカー』がヒットしたのを受け、他メーカーから類似品がたくさん発売されたうちの一つで、「天下布武」というメーカーから発売されていた)。海軍マニアであり、戦車や軍艦などに詳しく、それらを美少女と組み合わせて描くことができた。

1980年代当時から商業よりも同人に力を入れており、同人サークル「グループ601」を主宰し、多数の同人誌を発行していた。「グループ601」の名義で、多数の作家が参加した合同誌の編集も手掛けていた。そのため同人の流行や界隈の動向に詳しく、1990年代から2000年代にかけて成人向漫画誌『コミックドルフィン』(司書房)の同人誌レビューコーナー「同人誌データバンク」を担当した。1990年代にはまだインターネットも発達しておらず、地方民はコミケの同人誌の情報を得ることが難しかったから、非常に参考になった。同人界のムーブメントだけでなく、bolze.など注目すべき同人作家の作品も取り上げており、取り上げた同人作家の何人かは後にプロデビューしている。商業の同人誌アンソロジー『電影玉手箱』の編集も手掛けた(「スタジオ・フロチラ」名義)。編集者としての嗜好が出るきらいがあったが、火浦RB.たろうなど、後にプロになる面子もピックアップしており、同人を見る見識は確かだった。『ガリレオ工房の科学あそび PART2』(2001年、実教出版)など、1990年代以降もいくつか商業の漫画を執筆しているが、漫画家というより、主に編集者にしてライター兼カット描きとして活動した。

2000年代にはショタコン系のオリジナル同人誌を出しており、その際は「陳納徳」のペンネームが使用される(サークル「飛虎隊」)。

『コミックドルフィン』の休刊後は公の活動はしていないもよう。

2011年に明治大学米沢嘉博記念図書館で開催された「吾妻ひでお展」に招かれ、『シベール』の回想を語っている[1]

吾妻ひでお

吾妻ひでおとの関係は深い。

  • メカニックが苦手な吾妻に代わり、多くの作品でメカニックのデザインや描画を担当した。
  • 吾妻の『オリンポスのポロン』のエロースや、『ななこSOS』のDr.チャバネのモデルになったことでも知られる。(その他多数の作品にも登場)
  • この他にロリコン同人誌『シベール』にも協力。これは吾妻ひでおや蛭児神建を参照。



「沖由佳雄」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「沖由佳雄」の関連用語

沖由佳雄のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



沖由佳雄のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの沖由佳雄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS