梨の形をした3つの小品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 23:32 UTC 版)
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概要
当時、サティはクロード・ドビュッシーに「形式的な作品を作ってみては」と忠告され、調性、拍子、形式を明確にした曲を作曲することになる。
結果、この「梨の形をした3つの小品」が完成することになったが、フランス語の「梨(西洋梨)」という単語にはもう一つ「まぬけ」や「うすのろ」といった意味があり、形式に対する、サティらしい皮肉となっている。
曲の構成
- 第1曲 始め方
- 第2曲 同じものの延長
- 4分の2拍子、ニ短調。
- セカンドをプリマが追う、メランコリーの書法によって作曲されている。
- 第3曲 小品Ⅰ
- 4分の2拍子、ハ短調。
- ここからの小品が「梨の形をした3つの小品」にあたる部分。曲想は緩やか。プリマでいくつかの動機が繰り返される。
- 第5曲 小品Ⅲ
- 4分の4拍子。
- 激しい曲想。明確なリズムが特徴的。
- 第6曲 つけ加えて
- 4分の4拍子。
- 全体的に変化のない作り。プリマは単旋律的に演奏される。
- 第7曲 言い直し
- 4分の3拍子、変ロ長調。
- 緩やかで優雅な旋律の舞曲で締めくくる。
外部リンク
- 1 梨の形をした3つの小品とは
- 2 梨の形をした3つの小品の概要
- 梨の形をした3つの小品のページへのリンク