幸福なラザロ 幸福なラザロの概要

幸福なラザロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 16:04 UTC 版)

幸福なラザロ
Lazzaro felice
監督 アリーチェ・ロルヴァケル
脚本 アリーチェ・ロルヴァケル
製作 カルロ・クレスト=ディナ
製作総指揮 マーティン・スコセッシ
出演者 アドリアーノ・タルディオーロ
アルバ・ロルヴァケル
ニコレッタ・ブラスキ
トンマーゾ・ラーニョイタリア語版セルジ・ロペス
ナタリーノ・バラッソイタリア語版
音楽 ピエロ・クルチッティ
カロル・モサコウスキフランス語版
撮影 エレーヌ・ルヴァールフランス語版
編集 ネリー・ケティエフランス語版
製作会社 テンペスタイタリア語版
RAIチネマイタリア語版
配給 01ディストリビューションイタリア語版
キノフィルムズ
公開 2018年5月13日カンヌ
2018年5月31日
2019年4月19日
上映時間 127分
製作国 イタリア
言語 イタリア語
製作費 €5,200,000[1]
興行収入 $1,802,696[2]
テンプレートを表示

第71回カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した[5]ほか、第90回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で外国語映画トップ5に選出された[6]

ストーリー

外界から隔絶したイタリアの村。村人たちは、小作人の所有がすでに違法であることも知らず、侯爵夫人のタバコ農園で労働させられていた。 純朴な青年ラザロは、ある日村へやって来た侯爵夫人の息子タンクレディと親しくなる。母親に反発するタンクレディは、ラザロに狂言誘拐の協力をさせるが、村に外部の人間を呼び込む騒動に発展し、侯爵夫人の悪行も明るみとなる。長年騙されていた村人たちは保護され、村を去る。一方ラザロは、隠れ家にいるタンクレディのもとへ向かう途中、警察のヘリコプターに気を取られて崖から転落。崖下で気を失ったラザロが目覚めた時には何年もの月日が経っており、村は無人となっていた。ラザロは村をあとにし、これまで行ったことのない都会へ向かう。たどり着いた都会で、元村人の女性アントニアと再会する。 アントニアは全く年を取っていないラザロに驚き、村があの後どうなったかを彼に伝える。アントニアはかつての村人たちと共に、詐欺などで金銭を稼ぎながら貧しく暮らしていた。ラザロは侯爵夫人の犯罪についても教えられるが、それでもタンクレディを探そうとする。そして元村人たちと都会で生活を続けていたある日、偶然タンクレディとも再会を果たす。彼が銀行に家の財産を奪われたと聞かされたラザロは銀行へ赴き、タンクレディに財産を返してほしいと頼む。当初ラザロを銀行強盗と勘違いし恐れていた人々は、ラザロが銃を持っていないことに気付くと、彼を殴り殺した。

キャスト


  1. ^ Lazzaro felice - IMDb(英語)
  2. ^ Happy as Lazzaro” (英語). Box Office Mojo. 2022年8月1日閲覧。
  3. ^ 幸福なラザロ”. WOWOW. 2022年8月1日閲覧。
  4. ^ 幸福なラザロ - allcinema
  5. ^ 2018年 第71回 カンヌ国際映画祭”. allcinema. 2022年8月1日閲覧。
  6. ^ Lewis, Hilary (2018年11月27日). “‘Green Book’ Named Best Film by National Board of Review” (英語). The Hollywood Reporter. https://www.hollywoodreporter.com/movies/movie-news/green-book-named-best-film-by-national-board-review-1164206/ 2022年8月1日閲覧。 
  7. ^ "Happy as Lazzaro". Rotten Tomatoes (英語). 2022年8月1日閲覧
  8. ^ "Happy as Lazzaro" (英語). Metacritic. 2022年8月1日閲覧。


「幸福なラザロ」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  幸福なラザロのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「幸福なラザロ」の関連用語

幸福なラザロのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



幸福なラザロのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの幸福なラザロ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS