常滑市立図書館
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特色
谷川徹三文庫
哲学者であり法政大学総長を務めた谷川徹三は知多郡常滑町（現・常滑市保示町）出身であり、1987年（昭和62年）8月には常滑市名誉市民にも推挙されている。1970年（昭和45年）の常滑市立図書館開館時には、谷川徹三から寄贈された図書を集めた「谷川文庫」が閲覧室の一角に設置した[32]。谷川徹三からは開館後にも11度にわたって計12,365冊の図書の寄贈を受けた[32]。
1989年（平成元年）9月27日に谷川徹三が死去すると、11月には詩人で息子の谷川俊太郎から谷川徹三が遺した図書6,642冊の寄贈を受け、1990年（平成2年）4月には谷川文庫を発展させた「谷川徹三文庫」を旧視聴覚室に設置した[32]。2006年（平成18年）1月には谷川徹三文庫の一般開放を開始しており、2021年（令和3年）の本館閉館までは誰でも自由に閲覧できた。
2021年（令和3年）9月末の本館閉館後、谷川徹三文庫は青海公民館図書室の閉架書庫で保管されていたが、市民の要望で谷川文庫のうち約200冊が南陵公民館図書室の開架書庫に移された[51]。
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谷川徹三文庫
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谷川徹三文庫
園文庫
永田春己館長時代の1978年（昭和53年）6月には、常滑市内の幼稚園や保育園や認定こども園を貸出基地とする園文庫を開設した[27]。毎週土曜日に1人1冊ずつ家庭に持ち帰り、翌週火曜日に返却する[27]。園文庫で読み聞かせを推進した結果、常滑市立図書館本館に来館する親子が目に見えて増加した[52]。2015年度の対象は幼稚園1園・保育園11園・こども園1園の計1,588人だった[27]。2015年度の蔵書数は6,055冊であり、貸出冊数は56,781冊だった[27]。
対象
- 幼稚園：1園
- 常滑幼稚園
- 保育園：11園
- 三和南保育園・三和西保育園・鬼崎北保育園・鬼崎中保育園・鬼崎西保育園・鬼崎南保育園・瀬木保育園・常石保育園・丸山保育園・西浦南保育園・小鈴谷保育園
- 認定こども園：1園
- 青海こども園
- ^ a b c d e 常滑市立図書館 2016, p. 35.
- ^ a b 小川, 奥泉 & 小黒 2006, p. 109.
- ^ a b c d 常滑市立図書館 1981, p. 4.
- ^ a b 常滑市立図書館 1981, p. 5.
- ^ a b c d e 常滑市立図書館 1981, p. 6.
- ^ a b c 「八月完成の常滑市立図書館 市民はこう望む 愛読書贈る運動を 谷口徹三氏の資料一堂に」『毎日新聞』、1970年2月15日
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 7.
- ^ a b c d 常滑市立図書館 1981, p. 15.
- ^ a b 常滑市立図書館 1981, p. 8.
- ^ a b c d e f g 常滑市立図書館 2016, p. 2.
- ^ 「豪華に常滑図書館」『毎日新聞』、1970年10月2日
- ^ a b 「明るいムードが人気 出足好調、利用者も急増 新築なった常滑市立図書館」『中日新聞』、1970年10月3日
- ^ 「陶製壁面装飾が話題に 常滑市立図書館『樹木をモチーフに…』と作者」『中日新聞』、1970年9月10日
- ^ 「親子ジカの石こう像 市立図書館へ寄贈 常滑の陶芸家片岡さん」『中日新聞』、1970年9月25日
- ^ 「常滑市立図書館 市民の読書支え10年 貸し出し当初の4倍に」『中日新聞』、1980年10月2日
- ^ 「上々です利用率 市民作品展に無料開放の常滑市立図書館の展示室」『中日新聞』、1976年6月17日
- ^ a b c 蔵書点数・貸出点数ともに、1951年度から1971年度の出典は常滑市立図書館 (1981)。1981年度から2015年度の出典は常滑市立図書館 (2016)。
- ^ 新館の開館は1970年10月1日であり、貸出数は6か月間のみの数字であることに注意。
- ^ a b 小川, 奥泉 & 小黒 2006, p. 111.
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 30.
- ^ a b c 常滑市立図書館 1981, p. 33.
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 18.
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 11.
- ^ 「親しまれています 常滑市立図書館 蔵書も利用者も増加 明るい設備 参考書も貸し出し」『中日新聞』、1979年5月9日
- ^ 「親しまれる常滑市立図書館 利用率全国5位の好成績 市民1人平均5.4冊」『中日新聞』、1977年5月31日
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 12.
- ^ a b c d e 常滑市立図書館 2016, p. 24.
- ^ a b 「愛され親しまれる図書館に」『広報とこなめ』1980年10月号
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 40.
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 27.
- ^ a b 「本の返却休館日でもOK 常滑市立図書館 利用者へ粋な窓口新設 帰り遅いサラリーマンに好評」『中日新聞』、1981年2月6日
- ^ a b c d e f g 常滑市立図書館 2016, p. 3.
- ^ 「『新空港』関心高めて 常滑市立図書館にコーナー 県の報告書や意識調査資料」『中日新聞』1996年4月17日
- ^ a b 「20台分ですが駐車場を新設 常滑市立図書館」『中日新聞』2000年4月20日
- ^ a b 常滑市立図書館 2016, p. 4.
- ^ 「図書館の本の貸し出し1000万冊突破」『中日新聞』2004年5月19日
- ^ a b c d e 常滑市立図書館 2016, p. 5.
- ^ 「世界の話題に興味津々 常滑市立図書館 外字新聞を設置 中部空港から提供」『中日新聞』2006年11月8日
- ^ 「常滑市立図書館と4公民館 指定管理者制度に 来年度から」『中日新聞』2008年8月19日
- ^ 常滑市立図書館 2016, p. 6.
- ^ a b 「常滑市 公共施設25%減へ 計画策定 文化会館の複合化 焦点」『中日新聞』2018年4月3日
- ^ 「市民病院東に移転方針 常滑市庁舎 図書館などと複合化」『中日新聞』2018年2月21日
- ^ 「複合化 検討続ける意向 常滑市長 文化会館存続署名で」『中日新聞』2018年3月2日
- ^ 「市庁舎との一体整備断念 常滑市長方針 文化会館など3施設」『中日新聞』2018年3月3日
- ^ 「社説 まちの図書館が消える」『中日新聞』2020年11月22日
- ^ 図書館の今後の方針について 常滑市、2019年8月31日
- ^ 閉館・休館のお知らせ 常滑市立図書館
- ^ a b 常滑市立図書館 2016, p. 9.
- ^ 常滑市立図書館 2016, p. 14.
- ^ a b 小川, 奥泉 & 小黒 2006, p. 112.
- ^ “哲学者谷川徹三の寄贈本200冊並ぶ 常滑・南陵公民館で閲覧可能に”. 中日新聞. (2022年1月18日) 2022年1月18日閲覧。
- ^ 常滑市立図書館 1981, p. 13.
- ^ a b c d 施設案内 図書館 常滑市
- ^ a b 青海南陵公民館利用ガイド 常滑市南陵市民センター
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