天使の牙B.T.A. 天使の牙B.T.A.の概要

天使の牙B.T.A.

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/09 13:40 UTC 版)

この項目に含まれる文字は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示が異なります。
天使の牙B.T.A.
監督 西村了
脚本 寺田敏雄
落合正幸
原作 大沢在昌「天使の牙」
製作 加賀義二
加藤鉄也
出演者 大沢たかお
佐田真由美
音楽 松本俊明
主題歌 t.A.T.u.ノット・ゴナ・ゲット・アス
撮影 河津太郎
編集 普嶋信一
制作会社 トワーニ
製作会社 「天使の牙」製作委員会
配給 ワーナー・ブラザース映画
公開 2003年8月23日
上映時間 119分
製作国
言語 日本語
テンプレートを表示

ストーリー

新しいタイプの覚せい剤の市場を広げ、勢力を拡大しつつある犯罪組織クラインの摘発に、警察は手を焼いていた。組織は強大で、警察内部の内通者の存在さえ疑われていた。女性刑事・河野明日香(黒谷友香)は、「同僚や上司に女性だということで特別扱いされたり、軽い扱いを受けたくない」という強い思いを胸に、クライン摘発を目指し、過酷な勤務をこなしている。

仕事のパートナーであり、恋人でもある古芳(大沢たかお)は、クラインの捜査で何人もの同僚が命を失う中、明日香に言う。「俺たち二人とも、いつ死ぬかわからない。自分以外の誰も信じるな。そうすれば俺はお前を信じる。」

そうした状況の中、クラインのボス・君国(萩原健一)の愛人である神崎はつみ(佐田真由美)が警察に接触を求めてくる。明日香ははつみと極秘裏に接触してクラインの情報を得る任務を与えられるが、その計画は君国に漏れており、彼ははつみを殺害するために刺客を差し向け、彼女が明日香との接触場所に指定したホテルを戦闘ヘリで襲撃させる。それにより、はつみは脳に致命傷を負い脳死状態になるが、明日香は脳以外の全身に致命傷を負った状態ながらも、辛うじて生存していた。

明日香を死なせたくない警察の上層部は二人を回収し、身体が破壊された明日香の脳を無傷のはつみの身体に移植するという禁断の手術「脳移植手術」を行い、明日香ははつみの身体を得て「アスカ」として蘇る。アスカははつみとしてクラインに戻り、君国を破滅に追いやる極秘任務を命じられるが、脳移植手術の件も含めて、機密が漏洩することを防ぐために警察を頼ることも出来ない。さらに、もしもアスカの人格が河野明日香のものだとわかれば即座に殺される、危険極まりない任務だった。一方、河野明日香は表向きは殉職したものとして扱われていたため、恋人を失ったと思い込んだ古芳は、明日香の復讐を果たすために独自にクラインを追い始める。明日香の死の原因を作ったはつみの身体であるがゆえに古芳に頼ることも出来ず、戦闘経験もない貧弱な身体で蘇ったアスカは、孤立無援の状況下での戦いを始める。

逸話

  • 佐田真由美の映画デビュー作である。
  • 萩原健一は、この映画の出演時に足を骨折していたため、松葉杖を使うキャラクターに変更されている。

キャスト




「天使の牙B.T.A.」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「天使の牙B.T.A.」の関連用語

天使の牙B.T.A.のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



天使の牙B.T.A.のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの天使の牙B.T.A. (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS