周迅 人物・経歴

周迅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 17:38 UTC 版)

人物・経歴

江州芸術学院で民族舞踊を学んでいた17歳の時にスカウトされ、1991年に映画『古墓荒齋』でデビュー。続いて謝晋監督の2作品に出演し、謝晋監督の息子である謝衍監督の『紅酒』(1996年)では大胆なラブシーンを演じた。チェン・カイコー監督の『花の影』(1996年)『始皇帝暗殺』(1997年)にも出演するとともに、その頃から李少紅監督のテレビドラマに数々出演し、2000年のドラマ『雨のシンフォニー』が大ヒットして広くその名が知られるようになる。『ふたりの人魚』(1998年)、『ハリウッド★ホンコン』(2000年)、『小さな中国のお針子』(2001年)などに次々と主演し、『ふたりの人魚』では2000年のパリ国際映画祭の主演女優賞を受賞。演技力が高く評価され、徐静蕾(シュー・ジンレイ)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、章子怡(チャン・ツィイー)と並ぶ四小花旦中国語版(四大若手女優)と呼ばれた。

ドラマ出演の縁で李少紅の会社の専属女優として契約していたが、同監督の『恋愛中のパオペイ』(2002年)で精神を病む女性の役にのめり込み過ぎてしばらく立ち直れず、事務所を変え中国最大手の華誼太兄弟と契約。『ウィンター・ソング』(2005年)で第25回香港電影金像奨最優秀主演女優賞・第43回金馬奨最優秀主演女優賞を、『女帝 [エンペラー]』(2006年)で第26回香港電影金像奨最優秀助演女優賞を、『李米的猜想(原題)』(2008年)で2009年金鶏奨最優秀主演女優賞を受賞。

歌手活動も行っており、2003年にアルバム『夏天』を、2005年にアルバム『偶遇』を発売した。

2012年には『クラウド アトラス』でハリウッド映画に初出演。2014年、長年にわたり映画界で活躍し、中仏の文化交流への貢献やチャリティー活動に熱心に取り組む姿勢が評価され、フランス文化省の名誉勲章コマンドゥールを受章した。韓国のクァク・ジェヨン監督の中国映画『更年奇的な彼女』(2014年)、日本の岩井俊二監督の中国映画『チィファの手紙』(2018年)にも主演している。

2014年には『紅高粱』で10年ぶりにテレビドラマに出演し、以後は『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』(2017年)など、映画出演と並行してテレビドラマにも積極的に出演している。

チェン・クンと共同でマネジメント会社「東申未来(北京)文化」を設立。俳優の育成を目的とした「山下学堂」の創設にも参加している。

私生活では、2014年7月16日にアメリカ合衆国の中国系俳優アーチー・カオと結婚したと発表したが、2020年12月にはすでに離婚していたと報じられた[1]




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