勝手連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/04 22:49 UTC 版)
紛らわしい名称の団体
全国勝手連連合会は上記これまで築き上げられてきた「勝手連」のイメージをフルに利用し、かつ会長・光永勇(沖縄県宮古島出身、「議会新聞」社主)の個性によって運営されている保守系組織。勝手連と直接の関係はない。光永が刑務所を出所した1970年ころを勝手連創設の年としている[2]。
アメリカにおけるPAC
アメリカ合衆国では、立候補の意志を示さない人物を一方的に公職に押し上げる運動をドラフト(Draft;徴兵などの意味もある)と呼ぶ。アメリカでは、立候補していない人物の名前の投票用紙への記入が有効な投票となる追記投票を制度化している地域が少なくないこともあり、しばしばドラフトを目的に掲げる政治行動委員会(PAC)が結成され、当該人物への立候補働きかけや追記投票が促される。
ドラフト目的のPACや、立候補者を支援するものであっても立候補者からの直接指示を受けず独立して支援運動を行うPACは「スーパーPAC」と呼ばれ、日本における勝手連の性格に近い。支持候補への対立候補に対するネガティブ・キャンペーンの広告などは、スーパーPACが支持候補とは無関係な立場で行うことが多い。スーパーPACは候補者に対する政治資金規制の枠外とされることから、選挙関連支出増加の原因とされる。
関連項目
- ^ 1983年の参議院選挙では福田拓泉の田中角栄を政界から追放する勝手連、2007年の都知事選では都民のハートに火をつける会など。
- ^ http://www.kaerusouken.jp/topics04.html 「勝手連35周年記念大会実行委員会結成式」全国発起人会一覧]参照。
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