俺、ツインテールになります。 評価

俺、ツインテールになります。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 09:06 UTC 版)

評価

「第6回小学館ライトノベル大賞」においてゲスト審査員を務めた漫画家の畑健二郎は、「読み終わった瞬間の感想は『もうこのまま出版するといいよ。もしくは来週からアニメ化とかするといいよ』という感じ。笑いました。小説を読みながら声を出して笑ったのは久しぶり」と述べ、本作品を激賞した[注釈 2][7]。また、アイディアのはじけ方に比して目立たないが、文章や構成が非常にうまいと評し、その一例として、「こういうハイテンションでおバカなお話」は読者を飽きさせずに最後までテンションを維持していくのが非常に難しいものだが、この作品は、緩急の付け方が巧妙なため、それに成功している点を挙げている[7]。そして、「軽快な文章と勢い、笑いのセンスが個人的にもかなりツボだった」と述べ、作品を審査員特別賞に推薦した[7]。また、一般の読者の反応も好意的だったが[8]、しっかりとしたストーリーと戦闘もある熱い展開ながらも、ツインテールだらけの内容や敵キャラを含む登場人物たちの変態性から「バカ小説」「変態小説」と評されている[8]。そうした評価に対して、ガガガ文庫編集部は「最高の褒め言葉として受け止めている」と応じている[8]

2015年2月には「日本ツインテール協会」が定める「ツインテールアワード2015」の特別賞を授与されている[9]

既刊一覧

小説

水沢夢(著) / 春日歩(イラスト) / bun150(イラスト、第20巻のみ) 『俺、ツインテールになります。』 小学館〈ガガガ文庫〉、全22巻

巻数 初版発行日(発売日) ISBN
1 2012年6月24日(6月19日[10] 978-4-09-451346-2
2 2012年11月25日(11月20日[11] 978-4-09-451375-2
3 2013年3月24日(3月19日[12] 978-4-09-451398-1
4 2013年7月23日(7月18日[13] 978-4-09-451424-7
5 2013年12月23日(12月18日[14] 978-4-09-451454-4
6 2014年6月23日(6月18日[15] 978-4-09-451491-9
7 2014年9月23日(9月18日[16] 978-4-09-451508-4
8(通常版) 2014年12月23日(12月18日[17][18] 978-4-09-451524-4
8(特装版) 978-4-09-451528-2
9 2015年4月22日(4月17日[19] 978-4-09-451543-5
10 2015年10月25日(10月20日[20] 978-4-09-451576-3
11 2016年3月23日(3月18日[21] 978-4-09-451599-2
12 2016年10月23日(10月18日[22] 978-4-09-451635-7
4.5[注釈 3] 2017年3月22日(3月17日[23] 978-4-09-451662-3
13 2017年8月23日(8月18日[24] 978-4-09-451692-0
14 2017年12月24日(12月19日[25] 978-4-09-451711-8
15 2018年4月23日(4月18日[26] 978-4-09-451729-3
16 2018年10月23日(10月18日[27] 978-4-09-451754-5
17 2019年3月24日(3月19日[28] 978-4-09-451776-7
18 2019年9月23日(9月18日[29] 978-4-09-451809-2
19 2020年2月23日(2月18日[30] 978-4-09-451829-0
20 2020年12月23日(12月18日[31] 978-4-09-451876-4
21 2022年11月23日(11月18日[32] 978-4-09-453095-7

オーディオブック

2020年9月より順次、Audibleから吉岡麻耶の朗読で全20巻がオーディオブック化されデータ配信により販売されている。

漫画

月刊ビッグガンガン』(スクウェア・エニックス)2014年Vol.09から2015年Vol.07まで、『俺、ツインテールになります。π』(おれ ツインテールになります パイ)のタイトルで連載された[33]。原作は水沢夢、キャラクター原案は春日歩、作画は柚木涼太

巻数 初版発行日(発売日) ISBN
1 2014年12月18日(同日[34] 978-4-7575-4495-6
2 2015年8月25日(同日[35] 978-4-7575-4726-1

  1. ^ 周囲が呼んでいるだけで本人の宣言ではない。
  2. ^ 畑健はTwitterでも、「この『俺、ツインテールになります。』って小説なのですが、本当に面白いので、是非、読んで欲しい。審査を忘れて、読んでる間、とにかく、ずっと笑ってたよ(笑)」と述べ、繰り返し称賛している[6]
  3. ^ 文庫未収録だったBD-BOX特典小説を加筆・修正し、文字通り「第4巻と第5巻を繋ぐ話」として再編集したもの。
  4. ^ 第7話では「生徒B」役で声の出演もしている。
  5. ^ 第7話では「ディレクター」役で声の出演もしている。
  6. ^ 水沢夢、小学館、第一興商、ポニーキャニオン、ダックスプロダクション、プロダクションアイムズ、レイ





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