佃 (東京都中央区)
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関連する人物
- 吉本隆明 - 同町に居住していた。
- 大賀典雄 - ソニー社長。同町に居住していた[20]。
- 田原総一朗 - 同町に居住。
- 根本美緒 - 同町の出身
- 小野田寛郎 - 元残留日本兵。同町に居住していた[21]。
舞台・背景とした作品
以下に示す以外にも、細かい部分などで佃島がロケ地等として登場する作品やテレビ番組、テレビCMなどが数多く存在する。
ドラマ
- 『パパと呼ばないで』 - 主演は石立鉄男。日本テレビ水曜8時枠連続ドラマ。主人公の安武右京が佃に下宿している設定。
- 『河を渡ったあの夏の日々』 - 主演は西村晃。NHKの単発ドラマ。主人公の老人である兵五郎が、萩原健一演じる若者の昭二を、佃の自宅の2階に住まわせる設定。
- 『てんつくてん』 - 主演は初代三波伸介。日本テレビ日曜8時連続ドラマ。主人公の佃昆が佃で天保時代創業の老舗の佃煮屋「天佃天」(てんつくてん)を営んでいる設定。
- 『御宿かわせみ』「第2シリーズ第5話・秋色佃島」 - 主演は真野響子。NHK水曜時代劇。第5話は、主人公の庄司るいが佃の漁師小屋で監禁される設定。後述の同名の小説が原作。
- 『わが町』 - 主演は渡辺謙。日本テレビ火曜サスペンス劇場。主人公の森田吾郎が「警視庁西月島警察署」の刑事課に勤務する巡査部長の刑事である設定。
- 『下町物語』 - 主演は勝新太郎。讀賣テレビ木曜ゴールデンドラマ。主人公の元太郎が佃に居住している設定。
- 『GOOD LUCK!!』 - 主演は当時SMAPの木村拓哉。TBS日曜劇場。主人公の新海元が佃に居住している設定。
- 『車椅子の弁護士・水島威』 - 主演は宇津井健。テレビ朝日土曜ワイド劇場。主人公の水島威が佃に居住している設定。
- 『4TEEN』 - 主演は角田紳太朗。WOWOWドラマW。後述の同名の小説が原作。主人公のテツローが佃の隣の月島の中学校「月島中学校」の生徒である設定であり、佃も舞台。
- 『御宿かわせみ』「第三章第4話・秋色佃島」 - 主演は高島礼子。NHK金曜時代劇。第4話は、主人公の庄司るいが佃の漁師小屋で監禁される設定。後述の同名の小説が原作。
- 『瞳』 - 主演は榮倉奈々。NHK連続テレビ小説第78作。主人公の一本木瞳が佃の隣の月島に居住している設定であり、佃も舞台。
- 『私立探偵・下澤唯』「悲しみの殺人迷路」 - 主演は高島礼子。フジテレビ金曜プレステージ。主人公の下澤唯が私立探偵であり、宇梶剛士演じる夫で調査員の下澤貴弘が失踪直前に佃での事件の調査に関与していたことがわかり、捜査を始める設定。
- 『遺留捜査』(「第2シリーズ」~2015年スペシャル) - 主演は上川隆也。テレビ朝日木曜ドラマ・日曜エンターテインメント・ドラマスペシャル。主人公の糸村聡が佃の隣の月島の警察署「警視庁月島中央警察署」に刑事課主任として勤務する警部補の刑事である設定であり、佃も舞台。
- 『お天気お姉さん』 - 主演は武井咲。テレビ朝日金曜ナイトドラマ。主人公の安倍晴子が佃に下宿している設定。
- 『東京センチメンタル』「第7話・佃島の恋」 - 主演は吉田鋼太郎。テレビ東京ドラマ24。第7話は、主人公の久留里卓三が佃の路地を散歩しながら名所案内をする設定。
- 『しんがん〜警視庁お宝捜査』 - 主演は片岡鶴太郎。テレビ朝日日曜ワイド。主人公の宝井心眼が「警視庁佃島警察署」に勤務する刑事である設定。
ドキュメンタリー
漫画
- 『佃島パイレーツ』 - 村枝賢一作。主人公の諸橋広斗が、海賊団「佃屋」が佃島で営む屋形船「佃屋丸」を壊し、その代わりに働くこととなった放浪人である設定。
- 『3月のライオン』 - 羽海野チカ作。主人公の桐山零が居住する町の景観のモデル。後述のアニメ『3月のライオン』及び映画『3月のライオン』は、この漫画『3月のライオン』が原作。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 - 秋本治の作品。本作の主人公である両津勘吉の実家が佃で佃屋を営んでおり、作中では度々取り上げられている。
アニメ
映画
- 『せんせい』 - 主演は松方弘樹、監督は山城新伍、製作は千葉真一。主人公の吉井寛が土地開発のため廃校を控えた「佃島第二中学校」に勤務する数学の教諭である設定。
- 『3月のライオン』(「前編」と「後編」の2部作) - 主演は神木隆之介、監督は大友啓史。前述の漫画『3月のライオン』の実写映画化作品。
- 結果として佃は舞台にはならなかったが、伊原剛志が主演した『ガメラ 大怪獣空中決戦』は、脚本の初稿の段階では、佃が舞台になる可能性があった[23]。
- 『愛のお荷物(1955年の映画)』 - 主演は山村聡、監督は川島雄三。新木錠太郎(三橋達也)が新橋から渡し船で、佃島に上陸するシーンがある。高層マンションが隣接される前の、長屋が隣接された佃の映像が残っている。
小説
- 『佃のわたし』 - 長谷川時雨作
- 『鈍感な青年』 - 丸谷才一作
- 『佃島ふたり書房』 - 出久根達郎作。佃島を舞台に明治・大正・昭和の激動期を描くフィクション。
- 『波のり舟の 佃島渡波風秘帖』 - 出久根達郎作
- 『御宿かわせみ』「幽霊殺し・秋色佃島」 - 平岩弓枝作。前述の通り、2度に渡りテレビドラマ化されている。
- 『4TEEN』 - 石田衣良作。第129回直木賞受賞作品。続編として、後述の小説『6TEEN』がある。
- 『6TEEN』 - 石田衣良作。前述の小説『4TEEN』の続編。『4TEEN』の2年後を描く。
- 『臨時廻り同心日下伊兵衛』「佃の渡し」 - 押川國秋作
- 『耳袋秘帖』「佃島渡し船殺人事件」 - 風野真知雄作
- 『佃島用心棒日誌』シリーズ - 早見俊作。第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞作品。
- 『恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂』 - 山口恵以子作
随筆
- 『佃島月島游記 都会の島の物語』 - 岸川真作
浮世絵
楽曲
芝居
落語
- 『佃祭』 - 「情けは人の為ならず」という諺をテーマとした、住吉神社の夏の例祭で賑わう佃島と佃の渡しが舞台の江戸の古典落語の演目。現在落語家によって行われる演出は、5代目古今亭志ん生が演じた滑稽噺重視の演出と、3代目三遊亭金馬が演じた人情噺重視の演出の2通り。その他の主な演者は5代目三遊亭圓楽、5代目春風亭柳朝、瀧川鯉昇など。
- 『佃島』 - 品川から台場へ夜釣りに出た江戸っ子の一行が、嵐に遭い、漂流の末、佃島に流れ着くという設定の江戸の古典落語の演目。主な演者は2代目橘家蔵之助など。
季語
画像一覧
-
21世紀初頭の様子(永代橋より)。
- ^ a b “町丁目別世帯数男女別人口”. 中央区 (2019年9月3日). 2019年9月23日閲覧。
- ^ a b “郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月31日閲覧。
- ^ 隅田川はどんな川? Archived 2012年6月12日, at the Wayback Machine.,2015-05-10閲覧
- ^ 伊藤寿和ほか 「新出の「佃島」関連の近世の絵図群に関する基礎的研究」 『日本女子大学紀要. 文学部』70 日本女子大学、2021年3月、82頁。
- ^ 伊藤、2021年、81頁。
- ^ 古田悦造 「近代佃島における集落形態の一考察」 『東京学芸大学紀要 第3部門 社会科学』33 東京学芸大学紀要出版委員会、1981年12月、39頁。
- ^ “地域の思いと歴史を伝えて半世紀~佃小学校 東京の佃島小学校との交歓会~”. 大阪市. 2023年10月7日閲覧。
- ^ 有末賢 「都市祭礼の重層的構造:佃・月島の祭祀組織の事例研究」 『社会学評論』33(4) 日本社会学会、1983年、40頁。
- ^ 伊藤、2021年、84頁。
- ^ “中央区観光振興ビジョン2012”. 東京都中央区. 2023年10月7日閲覧。
- ^ 『新訂 江戸名所図会〈1〉』ちくま学芸文庫 p.204
- ^ 江戸名所図会 鎧島.
- ^ 「三井に住んでいます」キャンペーン,2015-05-10閲覧[リンク切れ]
- ^ 再開発エリアに関するアンケート調査結果,2015-05-10閲覧
- ^ 佃地区 町名の由来 - 中央区ホームページ,2015-05-10閲覧
- ^ “区立学校一覧”. 中央区 (2017年8月17日). 2019年9月23日閲覧。
- ^ 佃島の盆踊 - 東京都文化財情報データベース
- ^ a b 中央区文化財 - 中央区
- ^ さようなら、大賀さん [プライベート] パルナソス・アソシエーション。 2015-05-10閲覧
- ^ 財団法人小野田自然塾理事長 小野田寛郎 2017-10-25閲覧
- ^ "川辺の日だまり〜東京・佃〜". NHK. 2023年1月7日. 2023年1月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月7日閲覧。
- ^ 「シン・ゴジラ」でゴジラが迂回した理由…樋口監督も登壇「大都市に迫る 空想脅威展」展示&トークショーレポ - 月刊ニュータイプ(2016年10月31日付)
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