主八界の神々 古代神

主八界の神々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 13:46 UTC 版)

古代神

この多元宇宙には神々のライバルとして古代神の一派がいる。彼らは神話時代に超至高神の一派に封じられるかもしくは殺されたりしたが、封じられたものはいつか来る復活のチャンスを虎視眈々と狙っている。また、殺されたものであってもその存在は欠片となり別の存在に生まれ変わることが多い。そのような「欠片」の中には古代神の意識と力の一部をとりもどし、力をつけ神々への反逆をたくらむものもいる。『ナイトウィザード』のキャラクタークラスである「大いなる者」はこの死んだ古代神の力の一部を受け継いだ生まれ変わりである。PCとして「大いなる者」は古代神の力に覚醒しながらも、世界を護る側についたものたちのこととなる。

封印された古代神は宇宙の様々な場所にいる。強力なものたちは冥界に封じられたが、他にも闇界裏界、また精霊界人間界に封じられた古代神も多数存在する。精霊界や人間界に封じられたものは稀に封印の解放の危機にさらされることもある。

また、近年は幻夢界の力が失われたために裏界や闇界、冥界などから古代神が力の一部を飛ばし人間を乗っ取ったり、力の弱い分身を派遣して陰謀をなしたりすることも増えてきた。また、古代神を信仰する人間もおり、彼らは古代神の望みを叶えるために人間界で様々な事件を起こす。古代神の使徒や分身、また信奉者たちが起こす事件は、最終的に古代神の復活につながっているもののことが多い。

古代神は108柱いるだけあって強さはピンからキリまである。基本的には冥界に封じられた者たちはケタはずれに強い。そのような古代神たちを魔王と呼ぶこともある。裏界や人間界に封じられたものは冥界の古代神ほどの脅威ではない。

菊池たけし作品では冥界の古代神がその肉体をもって完全復活した例は数少ない。これは設定上あまりにも強大であるために出しにくいというのもあるようだ。しかし、「古代神に操られた人間」や「古代神の力を取り入れられた人間」などを使って冥界の古代神が不完全復活をする例は菊池作品では多く、よくラスボスとなる。 『超女王様伝説 セント★プリンセス』では闇風姫の肉体を器として古代神エルヴィデンスが、『エイスエンジェル』では第一天使セラの肉体を器として古代神(名前は明かされていない)が、リプレイ『フォーラの森砦』では魔王エンディヴィエの身体の一部が、リプレイ『ラ・アルメイアの幻砦』では神王エルオースの分身が、それぞれラスボスになっている。一方、『ナイトウィザード』の世界である第八世界は世界結界の護りがあるため、これまで冥界勢力の侵攻はせいぜい闇界どまりであった。そのため『ナイトウィザード』に出てくる古代神たちは裏界出身者や人間界に封印されていたものたちが中心となり、商業シナリオなどでは比較的弱めの古代神が手軽に出てくることがあった。しかし「The 2nd Edition」移行後に冥刻王メイオルティスが襲来した事で、古代神の攻勢が本格化する兆しを見せている。


  1. ^ 『セブン=フォートレス V3 シナリオ集 ラース=フェリアの嵐』(ISBN 978-4-7577-3663-4) のプレイヤーキャラクターたちを指す。
  2. ^ 『ラース=フェリアの嵐』P.26。なお、十六王紀最後の年と記録されている十六王紀969年と七紋章紀元年との間には約3年の空白期がある。
  3. ^ ファミ通文庫版『セブン=フォートレス リプレイ フォーチューンの海砦〈下〉』(ISBN 978-4-04-727401-3) P.97、P229。
  4. ^ 『世界はこーして狙われる2nd』第7回 『ゲーマーズ・フィールド』12th SEASON VOL.6(ISBN 978-4-86224-035-4) P.46-47






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