ロード・オブ・ウォー キャスト

ロード・オブ・ウォー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 16:05 UTC 版)

キャスト

役名 俳優 日本語吹替
ユーリ・オルロフ ニコラス・ケイジ 大塚明夫
ヴィタリー・オルロフ ジャレッド・レト 神奈延年
ジャック・バレンタイン イーサン・ホーク 咲野俊介
エヴァ・フォンテーン・オルロフ ブリジット・モイナハン 岡寛恵
アンドレイ・バプティスト Sr. イーモン・ウォーカー 菅原正志
アンドレイ・バプティスト Jr. サンミ・ロティビ 小松史法
シメオン・ワイズ イアン・ホルム 稲垣隆史
デミトリー・ヴォルコフ エフゲニー・ラザレフ 益富信孝

その他の声の出演:浦山迅すずき紀子谷昌樹彩乃木崇之櫛田泰道木下紗華加納千秋武田華丸山壮史瀬尾恵子

音楽

アントニオ・ピントのサウンドトラック「Lord of War」は、2005年12月9日にオーディオCDとしてリリースされた。15曲が含まれており、収録時間は39分。アコースティックギターの静かな演奏で構成されている。

このサントラCDに収録されていない音楽[3]

  • For What It's Worth (1967)
  • Young Americans (1975)
  • Money (That's What I Want) (1959)
  • Coyita
  • Cocaine (1975)
  • La Vie en Rose
  • A Kiss to Build a Dream On (1935)
  • It's the Most Wonderful Time of the Year (1963)
  • O, Little Town of Bethlehem (1868)
  • Volga's Boatmen's Song
  • Kill That
  • U Ready to Die
  • Glory Box (1995)
  • Fade into You (1993)
  • Mumbai Theme Tune (1997)
  • Diarabi (2000)
  • Hallelujah (1984)
  • Mama Africa
  • D-Tune (2002)
  • Bobo-Dioulasso
  • Swan Lake, Op.20 (1877)
  • The Ride of the Valkyries (1870)

題名について

作中では、バプティスト大統領がユーリのことを「ロード・オブ・ウォー(Lord of war)」と形容したのに対し、ユーリがそれを「ウォー・ロード(War lord)」であると訂正するシーンがある。「ウォー・ロード」という言葉には「軍閥」や「司令官」という意味があるのに対して、「ロード・オブ・ウォー」という言葉には「戦争の支配者」という意味がある。いくら戦争指導者といえども、ユーリのような武器・弾薬の供給者がいない限り、戦争することができないということであって、ここにはユーリのような存在こそが戦争を支配しているという思想が込められていると思われる。

本作は、原題と同じ題名で公開されたが、日本では「lord」(君主・王・支配者・酋長などの意。訳語として「きょう」と呼ぶこともある。)という単語にあまり馴染みがないので原題の意味が分かりにくいとされ、複数の邦題候補が挙がっていた(日本語ではLとRの区別がないため、広報担当者も当初は「道路」の意を持つ「road」と勘違いしたほどである)。

一時は、アメリカへの皮肉を込めた「アメリカン・ビジネス」に決定し、その邦題での広報なども実際に行っていた。しかし、公開直前になって、監督のアンドリュー・ニコルが異議を唱えた。ニコルによると、「別にアメリカを批判するための映画ではない」「作品の意図が誤解される」ということである。実際、この映画の中でユーリが商っている兵器はAK(カラシニコフ突撃銃)をはじめ、ほとんどロシア製および中国製であり、アメリカの兵器はM16、M60などが登場しただけである。現実世界でも、アメリカ製火器は高価で精密すぎるため、地域紛争が激しく政情不安定な貧しい国々では、メンテナンスの問題から普及していない。

その後、監督と日本サイドとの折衝により、原題での公開と「史上最強の武器商人といわれた男」という副題をつけることで合意した。[4]

以下に邦題案の代表例を挙げる。

  • 「ビジネス・オブ・アメリカ」
  • 「アメリカン・ビジネス」
  • 「アメリカン・ウォー・ビジネス」
  • 「アメリカン・WAR・ビジネス」
  • 「武器商人ユーリ・オルロフ」
  • 「戦場のビジネスマン」

  1. ^ a b c Lord of War (2005)”. Box Office Mojo. 2009年12月12日閲覧。
  2. ^ 撮影時、使用したものは全て本物だったため、NATOへ映画の撮影であることを事前に通知した。撮影終了後はリベリアに売却される予定だという。
  3. ^ Lord of War (2005) Soundtrack Credits”. IMDb. 2018年4月2日閲覧。
  4. ^ 公式ブログ。同ブログでは邦題案でのポスターデザイン案なども公開されている。
  5. ^ Lord of War”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年6月15日閲覧。
  6. ^ Lord of War Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年6月15日閲覧。


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