モルデ 地理

モルデ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 05:11 UTC 版)

地理

モルデ・フィヨルド北岸に位置する。沖合には鎖状の小島モルデ群島がある。北側は森林地帯である。市中心部はモルデルヴァ川のちょうど西にある。水運に恵まれているとはいえないが、16世紀と17世紀には製材所があった。海にほど近く輸出に適した良港があったために、川運が製材業を助けたのである。1909年、モルデルヴァ川に初の水力発電所が設けられ、市に電気を供給するようになった。川の上流から今も市の飲料水がくみ上げられている。

気候

海洋性気候で温暖であり、夏は涼しく冬は温暖である。冬の積雪がそのまま残ることはまれである。メキシコ湾流で温められた南西の風が大西洋から吹き、高緯度であるにもかかわらずモルデの気候を温暖にしているのである。モルデは南を丘陵、北と東を山地、西を群島に守られているため、植生が非常に豊かである。低緯度にあるはずのカエデクリオークシナノキ属カバノキ属イチイがみられる。

レジャー

地域に流れる川、ラウマ川、ドリヴァ川、エイラ川はサケイワナブラウントラウトが生息する。トラウトはほとんどの湖にいる。タラ、サバなどの海水魚は主にロムスダール・フィヨルドで捕れる。

冬季のモルデ市民の楽しみは、スキーである。その他にロッククライミングアイスクライミングボルダリングベースジャンピングが楽しめる。

モルデマルカ

モルデマルカは、市北部の丘陵森林帯で、市の所有である。歩道やスキートラックが整備されている。野生植物が見られ、釣りのできる湖と川がある。標高407メートルのヴァルデンはモルデを眺めるのに適した場所で、ロムスダール・フィヨルド、モルデ群島、市街のパノラマも楽しめる。

交通

ベルゲン、キルケネス間を走る沿岸高速船が毎日モルデに入港する。

最寄りの鉄道駅はオンダルスネス駅で、ラウマバネン線の終点である。モルデ空港から毎日オスロベルゲントロンヘイムへ数便がある。国内他都市へは週に数度便がある。




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