マンガ・アニメミュージアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 09:12 UTC 版)
評価
近年、こうした博物館・美術館が増えている背景に、アニメやマンガで育った世代の増加で世間に受け入れられやすくなっていることや、日本発のアニメ・マンガが世界に広く輸出され、その文化的、商業的な価値が見直されつつあることが挙げられる(萌えおこしも参照のこと)。
一方で、そのあり方を巡って、特に公営のものについては箱物行政との批判を受けることもある。例として国立メディア芸術総合センターは、従来の美術館では扱わないマンガ、アニメや電子機器を用いたアートなど近代商業芸術を総合的に扱う施設として計画されたが、計画そのものが見切り発車だったこともあり、「国営の漫画喫茶」「アニメの殿堂」などと揶揄され当時の野党やメディアの批判の的となり、後に建設は中止となった。
その後の方針として企画展などの巡回または全国ミュージアム横断資料検索システムの構成に向け動き出すなど全国にあるミュージアム間の連携がより重視されるようになった[8][9]。
参考文献
- アニメエキスポイベント内展示、マンガ・アニメミュージアムリスト 日本動画協会、マンガ・アニメミュージアム連絡協議会制作 2010~2013
- アニメジャパンイベント内展示、マンガ・アニメミュージアムリスト 日本動画協会、マンガ・アニメミュージアム連絡協議会制作 2014~
- JAPAN ANIME TOURISM GUIDE冊子 観光庁、日本動画協会発行 2010~
- 全国おすすめユニーク美術館・文学館シリーズ 新人物往来社 2003~2008発行
- イラストエッセイマンガ美術館&スポットガイド 技術評論社 進藤やす子 2006年6月発行
- マンガとミュージアムが出会うとき、臨界書店 表智之、金澤韻、村田麻里子 2009年7月発行 182pよりマンガ関連文化施設一覧表
- マンガ・アニメ・ゲーム・フィギュアの博物学 風間書房 明治大学人文科学研究所編 2010年3月発行
- ポピュラー文化ミュージアムミネルヴァ書店 石田佐恵子、村田麻里子、山中千恵 2013年3月発行
- マンガミュージアムへ行こう岩波ジュニア新書 伊藤遊、谷川竜一、村田麻里子、山中千恵 2014年3月発行 207pよりマンガ関連文化施設一覧表
- 美術屋・百兵衛 2014年春号 vol.29 宮城県特集*
- 文化庁メディア芸術コンソーシアム構築事業<連続シンポジウム>マンガのアルケオロジー2 マンガ研究とアーカイブ 2014年1月26日(日)開催、公開資料 [10]
脚注
- ^ 明治大学「現代マンガ図書館」が 3月19日にリニューアルオープンします ~企画展も開催~, 明治大学
- ^ “「SNOOPY MUSEUM TOKYO」2019年秋、スヌーピーミュージアムは、東京町田市に移転し、新しく生まれかわります”. 2018年8月19日閲覧。
- ^ “スヌーピーミュージアム、町田に移転 原画で英語教育も”. 朝日新聞デジタル. (2018年8月19日)
- ^ “菊陽町図書館₋少女雑誌コレクション”. 2022年10月2日閲覧。
- ^ 合志マンガミュージアム - Facebook
- ^ “昭和伝える漫画館「青虫」が閉館 記念碑を除幕 福島県只見町”. 福島民報 (2022年7月26日). 2022年7月28日閲覧。
- ^ “マンガの聖地「トキワ荘」復元へ 外観再現、内部で展示”. 朝日新聞DIGITAL (2016年7月7日). 2016年7月10日閲覧。
- ^ “コンテンツのデジタル・アーカイブに関する今後の取組について” (PDF). 内閣官房知的財産戦略推進事務局. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “メディア芸術データベース”. 文化庁. 2015年12月13日閲覧。
- ^ “海外のマンガ関連施設の一覧”. 野田謙介. 2015年6月29日閲覧。
固有名詞の分類
遊園地 |
大川寺遊園 びわ湖パラダイス マンガ・アニメミュージアム 福岡ジョイポリス 神戸市立フルーツ・フラワーパーク |
- マンガ・アニメミュージアムのページへのリンク