ホルヘ・バルディビア
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代表歴
アコスタ政権初期
2007年にパウメイラスで好プレーを披露し、コパ・アメリカ2007のメンバーに選出された。グループリーグ初戦のエクアドル戦 (3-2) に出場し、バルディビアが受けたファールがカルロス・ビジャヌエバの直接フリーキックによる決勝点につながった。2戦目のブラジル戦では試合中にロビーニョと激しい口論になり、エラーノとの接触によって負傷した。この負傷により、最終戦のメキシコ戦を欠場することとなったが、チリ代表は2戦目までに準々決勝進出を決めた。バルディビア、レイナルド・ナビア、アルバロ・オルメーニョ、ホルヘ・バルガス、ロドリゴ・テージョ、パブロ・コントレラスの6人は準々決勝進出を祝おうとしたが、彼らはプエルト・オルダスのホテルで2人のウェイトレスをレイプしたとカナル13に報じられた。この出来事の後、醜聞に関与した6人の選手たちはチリサッカー連盟によって20試合の出場停止処分を受けた(後に処分は10試合に軽減)。準々決勝では再びブラジルと対戦したが、1-6で敗れて敗退した。
ビエルサ政権での栄光
2008年8月5日、マルセロ・ビエルサ監督はトルコとの親善試合でバルディビアを公式に代表に復帰させる決断を下した。トルコ戦では後半途中にベンチに退き、ハリル・アルティントップに得点を許して0-1で敗れた。9月7日、2010 FIFAワールドカップ・南米予選のブラジル戦に出場し、同予選初出場を果たしたが、63分にレッドカードを貰って退場処分となった。ブラジル代表のファンは「(ブラジルリーグで活躍した)バルディビアはブラジル人だ」との皮肉とともに拍手喝采した。2009年10月10日、同予選のコロンビア戦 (4-2) ではチームの3点目を決め、またファビアン・オレジャーナのチーム4点目をアシストした。この勝利によってチリ代表は12年ぶりのFIFAワールドカップ本大会出場を決めた。本大会前の準備試合でも頻繁に先発出場機会を得て、2010年5月26日のザンビア戦 (3-0) ではアレクシス・サンチェスのチーム3点目をアシストしたほか、自身の代表通算3点目を挙げた。本大会の出場メンバーにも順調に選出され、グループリーグ初戦のホンジュラス戦 (1-0) では、エースのウンベルト・スアソが負傷欠場した関係でストライカーのポジションでプレーした。後半には激しいタックルを受け、次戦への出場に不安を残したが、2戦目のスイス戦では後半開始から本来のポジションであるプレーメーカーとして出場し、エステバン・パレデスに絶妙なパスを通してマルク・ゴンサレスの決勝点の起点となった[15]。3戦目のスペイン戦はハーフタイムまで、決勝トーナメント1回戦のブラジル戦は後半開始から出場したが、どちらの試合にも敗れて敗退となった[16]。
ボルギ政権での論争
2011年2月にはビエルサ監督が退任し、クラウディオ・ボルギ監督が就任した[17]。同年11月、バルディビア、アルトゥーロ・ビダル、ジャン・ボーセジュール、ゴンサロ・ハラ、カルロス・カルモナの5人は代表合宿中にバルディビアの子どもの洗礼式に参加したが、アルコールを摂取した状態で合宿所の門限を破り、ボルギ監督によって謹慎処分を科せられた[18]。
- ^ El desconocido origen venezolano de Jorge Valdivia
- ^ Jorge Luís Valdivia Toro SEパウメイラス公式サイト
- ^ The World‘s Most Popular Footballer Amongst Currently Active Players in 2008 IFFHS
- ^ “Al Ain's Valdivia returns to Brazil”. The National. (2010年7月27日)
- ^ “Jorge Valdivia threatens Palmeiras exit over lack of respect”. Goal.com. (2010年12月21日)
- ^ “Palmeiras deny plans to sell Jorge Valdivia”. Goal.com. (2010年3月24日)
- ^ “Jorge Valdivia urinates on the pitch”. Footballstreams.org. (2011年4月14日)
- ^ “キス写真を公表され泣いて謝罪したチリ代表MF”. Qoly.jp (2011年10月29日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ “バルディビア、銃を持った強盗に監禁される”. Qoly.jp (2012年6月9日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ “Al Wahda publica imagen del ‘Mago’ Valdivia con la camiseta oficial del club”. Radio Agricultura (2015年7月12日). 2016年2月28日閲覧。
- ^ “Al Wahda say goodbye to Valdivia”. Khaleej Times (2017年5月27日). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “Colo-Colo anuncia acordo para volta de Valdívia ao Chile após 11 anos”. ESPN (2017年6月19日). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “El Mago Valdivia es nuevo jugador de Morelia”. Mediotiempo (2020年1月3日). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “Valdivia vuelve a Colo Colo”. AS.com (2020年11月30日). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “スイス、ゴンサレスの1点に屈す”. UEFA.com (2010年6月21日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ “ブラジル完勝、ベスト8でオランダと対戦”. Goal.com (2010年6月29日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ “チリ代表監督にボルギ氏が就任”. Goal.com (2011年2月19日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ “ビダルがチリ代表から追放 監督は「酔っていた」”. livedoorスポーツ (2011年11月10日). 2012年7月8日閲覧。
- ^ La oncena ideal de la Copa América 2011Emol.com
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