ブレンダン・マッケイ (野球) ブレンダン・マッケイ (野球)の概要

ブレンダン・マッケイ (野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 16:22 UTC 版)

ブレンダン・マッケイ
Brendan McKay
タンパベイ・レイズ(マイナー)
2015年7月13日
(右はフランク・トーマス)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ペンシルベニア州ビーバー郡ダーリントン英語版
生年月日 (1995-12-18) 1995年12月18日(27歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
212 lb =約96.2 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手一塁手
プロ入り 2017年 MLBドラフト1巡目
初出場 2019年6月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国

経歴

プロ入り前

2014年MLBドラフト34巡目(全体1017位)でサンディエゴ・パドレスから指名されたが、この時は入団せずにルイビル大学へ進学した[1]

大学時代は二刀流選手として活躍し、ゴールデンスパイク賞ディック・ハウザー・トロフィー英語版ジョン・オルルド賞英語版といった各賞を獲得している。また、2016年には第40回日米大学野球選手権大会にアメリカ合衆国代表として参加した[2]。 来日時、Full-Countのインタビューを受け、同じ二刀流選手として既にNPBで活躍していた大谷翔平(当時北海道日本ハムファイターズ所属)の存在を知っているか聞かれ、「う~ん、聞いた事ないな」[3]と答えている。

プロ入りとレイズ時代

2017年MLBドラフト1巡目(全体4位)でタンパベイ・レイズから指名され[4]、プロ入り。契約後、傘下のA-級ハドソンバレー・レネゲーズでプロデビュー。投手としては6試合に先発登板して1勝0敗、防御率1.80、21奪三振を記録し、野手としては36試合に出場して打率.232、4本塁打、22打点、2盗塁を記録した。

2018年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・レイズ、A級ボーリンググリーン・ホットロッズ英語版、A+級シャーロット・ストーンクラブズでプレー。投手としては3球団合計で19試合(先発17試合)に登板して5勝2敗、防御率2.41、103奪三振を記録し、野手としては3球団合計で75試合に出場して打率.214、6本塁打、39打点を記録した。

2019年は開幕をAA級モンゴメリー・ビスケッツで迎え、AAA級ダーラム・ブルズを経て6月29日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]。同日のテキサス・レンジャーズ戦にて先発でメジャーデビューすると、6回無失点の投球でメジャー初勝利を挙げた[6]

2020年は試合出場の機会がないまま、8月に肩の手術を行ってその後はリハビリとなった[7]

2021年は5月にAAA級ダーラムで打者として復帰、6試合に出場したが22打数2安打、打率.091に終わった[8]。6月末からは投手として復帰し、ルーキー級FCLレイズとAA級モンゴメリーの2球団で計7試合に登板し、0勝2敗、防御率7.82の成績を残した[9]。また胸郭出口症候群と診断されたため、シーズン終了後の11月にその治療のための手術を受けた[10]

2022年は7月にルーキー級FCLレイズで復帰したが、8月25日にAAA級ダーラムで先発登板した際に左ヒジの靭帯を損傷[11]。9月にトミー・ジョン手術を行った[10][12]。11月10日にマイナー契約となり[13]、11月14日に自由契約となった[12]。12月15日に2年間のマイナー契約を結び直した[14]

プレースタイル

投球

150km/hを超える速球とスライダーカッターが武器であり、コントロールにも優れている[15]

打撃

大学時代は189試合の出場で通算打率.328、28本塁打、OPS.966を記録しており、パワーヒッターとして評価されている[15]


  1. ^ Steve Jones (2014年6月5日). “Louisville baseball signee Brendan McKay has pro option” (英語). Courier Journal. 2019年6月5日閲覧。
  2. ^ アメリカ大学代表 ブレンダン・マクケイ
  3. ^ 【日米大学野球】米国代表の二刀流、日本の二刀流・大谷の活躍に仰天!? 3度も「ワォッ!」” (2016年7月17日). 2021年10月12日閲覧。
  4. ^ Bill Chastain (2017年6月12日). “Rays take 2-way threat McKay with 4th pick” (英語). MLB.com. 2019年6月5日閲覧。
  5. ^ Dawn Klemish (2019年6月29日). “Rays call up McKay for Major League debut” (英語). MLB.com. 2019年6月30日閲覧。
  6. ^ Juan Toribio (2019年6月29日). “Cool, calm, nearly perfect: McKay wows in debut” (英語). MLB.com. 2019年6月30日閲覧。
  7. ^ Mark Polishuk (2020年8月20日). “Rays' Brendan McKay To Undergo Shoulder Surgery”. MLB Trade Rumors. 2022年11月26日閲覧。
  8. ^ Brendan McKay 2021 Amateur, College & Minor Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2022年11月26日閲覧。
  9. ^ Brendan McKay 2021 Amateur, College & Minor Leagues Game Logs & Splits”. Baseball-Reference.com. 2022年11月26日閲覧。
  10. ^ a b Anthony Franco (2022年11月14日). “Rays Release Brendan McKay, Hopeful Of Re-Signing Him To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2022年11月26日閲覧。
  11. ^ Rays' Brendan McKay: Tommy John surgery completed”. CBSSports.com (2022年9月14日). 2022年11月26日閲覧。
  12. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2023年9月10日閲覧。
  13. ^ Rays Outright Brendan McKay, Roman Quinn, Jimmy Yacabonis” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年11月11日閲覧。
  14. ^ Anthony Franco (2022年12月15日). “Rays, Brendan McKay Agree To Two-Year Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2023年9月11日閲覧。
  15. ^ a b レイズ・二刀流マッケイ、1Aアドバンスド昇格 投手優位の成績も、期待すべき打撃術”. ベースボールチャンネル (2018年5月15日). 2019年6月5日閲覧。


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