フランスの音楽専門教育 フランス音楽教育機関の形態

フランスの音楽専門教育

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 07:29 UTC 版)

フランス音楽教育機関の形態

行政による実践教育機関

2020年1月現在、国の管轄下に置かれる高等音楽院が12校、地方自治体が管轄する音楽院は約400校が設置されている。[2][3]

国立高等音楽院 (CNSM, Conservatoire national supérieur de musique)
フランス国内に2校(パリ国立高等音楽舞踊学校リヨン国立高等音楽舞踊学校)存在する、フランス文化省直属の行政的公施設法人の国立の音楽大学である。共に舞踊科を有するため、国立高等音楽・舞踊学校とも呼ばれる。国立大学との単位互換制度、海外留学制度、国家音楽家専門資格(学士、修士、博士号)の学位が取得可能である。2020年には、文化省及び県都の共同運営による国立指定高等音楽院 (École Sup, Pôle Sup, Institut Sup)が新たに10校設置され、国の管轄下に置かれる高等音楽院は国内に計12校存在する。
地域圏立音楽院 (CRR, Conservatoires à rayonnement régional)
地域圏立音楽院は国内と海外地域圏におよび、41校存在する。地方自治体により運営されている音楽院である。地方音楽院と呼ばれる場合が多い。
県立音楽院 (CRD, Conservatoires à rayonnement départemental)
県立音楽院は95の県におよび、105校存在する。地方自治体により運営されている音楽院である。
コミューン立音楽院(CRC, Conservatoires à rayonnement communal ou intercommunal)
コミューン立音楽院は国家全般におよび、245校存在する。コミューンの概念が広範に渡るため、便宜上、市立音楽院、区立音楽院と訳を分けることがある。

それに加え、以下が存在する。

陸軍軍楽音楽院(ヴェルサイユ、CMMAT)www.cmmat.info
軍楽隊養成のための、フランス軍事省の管轄機関。

私立の音楽学校

など


  1. ^ anescas” (フランス語). anescas. 2021年10月22日閲覧。
  2. ^ Les établissements publics d’enseignement supérieur” (フランス語). www.culture.gouv.fr. 2021年10月22日閲覧。
  3. ^ Les établissements publics d’enseignement supérieur” (フランス語). www.culture.gouv.fr. 2021年10月22日閲覧。


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