ピアニスト (映画) ピアニスト (映画)の概要

ピアニスト (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 02:39 UTC 版)

ピアニスト
La Pianiste
監督 ミヒャエル・ハネケ
脚本 ミヒャエル・ハネケ
原作 エルフリーデ・イェリネク
Die Klavierspielerin
製作 ファイト・ハイドゥシュカドイツ語版
製作総指揮 イヴォン・クレン
クリスティーヌ・ゴズラン
ミヒャエル・カッツドイツ語版
出演者 イザベル・ユペール
ブノワ・マジメル
音楽 フランシス・ヘインズ
撮影 クリスティアン・ベルガー
編集 モニカ・ヴィッリドイツ語版
ナディーヌ・ミューズフランス語版
製作会社 MK2フランス語版
レ・フィルム・アラン・サルド
ヴェガ・フィルムドイツ語版
アルテ・フランス・シネマフランス語版
配給 MK2ディフュージョンフランス語版
日本ヘラルド
公開 2001年5月4日CIFF
2001年9月5日
2002年2月2日
上映時間 132分
製作国 フランス
 オーストリア
ドイツ
言語 フランス語
ドイツ語
製作費 €5,320,000[1]
興行収入 $32,078,310[2]
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2001年5月に開催された2001年のカンヌ国際映画祭にて審査委員グランプリ男優賞女優賞の3つを受賞した[4]

ストーリー

ウィーンの名門音楽院でピアノ教師として働く39歳のエリカは、今までずっと過干渉な母親の監視下で生きてきた。母親に対して愛憎入り混じった感情を抱きつつも、突き放せずにいる。ファッションや恋愛などとは無縁の人生を送らざるを得ず、その欲求不満を晴らすかのように倒錯した性的趣味を密かに持つようになったエリカ。そんな彼女の前に若い学生のワルターが現れ、彼女に求愛してくる。エリカは突然の出来事に警戒し、彼を拒絶するが、ワルターはあきらめず、エリカが勤める音楽院に編入までしてくる。それでも彼に対して厳しい態度を崩さないエリカだが、ある時、化粧室で熱烈にキスをされたのをきっかけに、自らの倒錯した性的趣味をワルターで満たそうとする。ところが、あまりの倒錯した要求にワルターは幻滅し、エリカに侮蔑の言葉をぶつけて立ち去る。エリカはショックを受けるが、後日になって、深夜にエリカの家に突然やって来たワルターは、エリカの母親を部屋に閉じ込め、その部屋の前で不本意ながらも「エリカの希望通りに」エリカを殴りつけて犯す。ことを終えたワルターは「互いに秘密にしておこう」と言い残して帰って行く。翌日、顔を腫らしたエリカはナイフをバッグに忍ばせて自分が代理で演奏するコンサート会場にやって来る。ロビーでワルターがやって来るのを1人で待っていたエリカだったが、ワルターが何事もなかったかのように明るく爽やかにエリカに挨拶し、会場に入って行くのを見送ると、忍ばせていたナイフで左胸を刺し、血を流しながら街中に歩み出て行く。

キャスト

※括弧内は日本語吹替


  1. ^ La Pianiste (The Piano Teacher) (2001)” (フランス語). JPBox-Office. 2021年7月10日閲覧。
  2. ^ La Pianiste (2001) - Financial Information” (英語). Box Office Mojo. 2021年7月10日閲覧。
  3. ^ ピアニスト”. WOWOW. 2021年7月10日閲覧。
  4. ^ a b 第54回 カンヌ国際映画祭(2001年)”. 映画.com. 2021年7月10日閲覧。
  5. ^ Critiques Presse pour le film La Pianiste” (フランス語). AlloCiné. 2021年7月10日閲覧。
  6. ^ The Piano Teacher (2001)” (英語). Rotten Tomatoes. 2021年7月10日閲覧。
  7. ^ The Piano Teacher Reviews” (英語). Metacritic. 2021年7月10日閲覧。
  8. ^ 2001年 第27回 セザール賞”. allcinema. 2021年7月10日閲覧。


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