ビリー人形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 15:32 UTC 版)
映画の出演
ソウ
映画第一作では、罠にかけられたアマンダ・ヤングの傍に置かれたテレビ画面に登場する。アマンダの顎に引っ掛けられた逆さ虎ばさみについて話し、取り除く鍵は部屋に横たわっている彼女の「死んだ同房者」(実際は強力な鎮静剤を投与されている男)の胃の中にあると説明する。アマンダが男の腹の中からカギを取り出して逆さ虎ばさみを外した後、彼女を祝福するために三輪車に乗って部屋に入って来る。
後に、アダムは明かりが消えたときに彼のアパートで人形を見たのを覚えていた。彼はカメラのフラッシュを使って暗室を探していた時に人形の不気味な笑い声がアパート全体に響き渡り、アダムは声が止まるまでバットで叩いた。
ジグソウの最新の隠れ家を発見した刑事のデイビッド・タップとスティーブン・シンがその場所を捜索した際、布をかぶせられていたいくつかの物品の内の一つがビリーであった。
ソウ2
『ソウ2』では、映画の冒頭でテレビ画面にビリーが映され、マイケルが身に着けているデスマスクについてヒントを与えている。
その後、刑事がジグソウの新しい隠れ家を発見し、身柄確保のために隠れ家のケージに覆われた階段を上がっていく警官達を出迎える。そして罠が仕掛けられた足場を踏んだ1人の警官が足を骨折し、その後ケージが帯電した。
ソウ3
『ソウ3』では、回想という形でアマンダのゲームのためにビリー人形の顔を描くジグソウが登場する。その後、ビデオテープに出演し、トロイとケリーの両者にそれぞれの罠について知らせる。
また、三輪車の隣に横たわってジェフ・レインハートの息子ディランが死んだ状況を再現し、ジェフが黙らせるまで嘲笑し続けた。
ソウ4
『ソウ4』ではダニエル・リッグ巡査が自宅アパートで襲撃され意識を失った後、目覚めた時に登場した。リッグがトイレのドアを開けたことでテレビにつけられたトリガーワイヤーが引っ張られて外れると、テレビ画面に表示されリッグにゲームを説明する。部屋を出ると、彼の最初のテストのメッセージが流され、リッグの目の前にいる頭皮を剥ぐ機械に入れられた女性(ジグソウは犯罪者と見なしている)について言及する。
捜査官のピーター・ストラムとリンジー・ペレーズは、後に学校のある部屋でろうそくで囲まれた椅子に座っているビリーを発見する。人形の首に掛けられたマイクロカセットレコーダーから、ペレーズは彼女の相棒のストラムが間もなく罪のない人間(後にストラムはジェフ・レインハートを射殺する)の命を奪うこと、そして彼女の次の行動が重要であることを知る。そしてビリーの目がペレスに向けられ、「ドアを開けろ」と小声でメッセージが繰り返され始める。彼女がメッセージを聞き取ろうと人形に寄りかかったその時ビリーの顔が爆発し、彼女の顔と首に金属片を浴びせる。ペレーズはストラムの腕の中に倒れ込み、ビリーは笑い出す。
ジグソウのフラッシュバックもあり、生まれる前の息子ギデオンへの贈り物として、ジル・タックにビリーの威圧的ではない初期バージョンを与えている。トビン・ベルのインタビューでは、これがビリーの起源に関するストーリーの始まりであり、彼の三輪車と同様に将来のソウ映画で描くことを明らかにした[5]。
ソウ5
『ソウ5』ではオープニングシーンに登場し、セス・バクスターにゲームのルールを伝える。このゲームは後にジグソウに罪を着せセスを殺害するためにマーク・ホフマンによって仕組まれたことが明らかになる。ホフマンがこのゲーム用のビデオテープをどのように作成したかはわかっていない。ジグソウによる犠牲者の可能性がある人物のリストによると、セスはセシルとマークに続いてテストされた三人目であった。これらのテストではジグソウは人形を使用していない。
アシュリー、ルバ・ギブス、チャールズ、ブリット、マリック向けに設計されたテストの開始時にも登場する。
ソウ6
『ソウ6』では、オープニングの罠を説明するビデオテープに出演し、生き残りをかけてシモーネとエディを互いに争わせる。また、4回のテストのうち2回でウィリアム・イーストンに話しかける(最初のテストではジグソウ本人がビデオを通じてウィリアムに話しかける)。ウィリアムの2回目のテストで縄からぶら下がって登場し、4回目のテストではビデオテープに出演している。ソウ6は被害者にテストの情報を伝えるために意図的にビリーが本人に直接見せられた最初の例である。
ソウ3D
『ソウ ザ・ファイナル 3D』では冒頭のゲームに直接現れ、ブラッドとライアンに対し罠についての指示を出す。ボビー・デイゲンの2回目のテストでも同様に直接現れ、他のテストではビデオテープに出演して罠の説明を行う。ホフマンが逆さ虎ばさみを抜け出した後、隠れ家へと行った際に複数のビリーの頭が見られる。最後の出演は、映画の終盤のホフマンの秘密の隠れ家のシーンであり、ホフマンはビリー諸共隠れ家を爆破した。
ジグソウ
『ジグソウ:ソウ・レガシー』では、目と靴にイルミネーションを施されており、二回目の罠の際に「Confess」(告白しろ)と書かれた紙を首からぶら下げた状態で三輪車に乗って被験者達の前に登場する。その後、目を輝かせた状態でビデオテープにも登場し、アンナとミッチが生き埋めにされる前に救う方法をライアンに説明する。
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- ^ Saw: Uncut special features
- ^ Saw DVD special features
- ^ Hoffman (2005年5月13日). “Saw 2: Dairy #2”. JoBlo.com. p. 2. 2011年8月24日閲覧。
- ^ Jason Ehl (props builder) (2007年). The Details of Death: The Props of Saw III (DVD). Lionsgate Home Entertainment.. 該当時間: 0:32–1:41
- ^ Topel, Fred (2007年11月30日). “Tobin Bell Previews Saw V Surprises”. Rotten Tomatoes. 2009年11月24日閲覧。
- ^ Burkart. “Get a Taste of Eric Millikin's Totally Sweet Candy Monster Mosaics”. FEARnet. 2013年11月9日閲覧。
- ^ Millikin. “Eric Millikin's totally sweet Halloween candy monster portraits”. Detroit Free Press. 2013年11月9日閲覧。
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