ヒュッケバイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 19:05 UTC 版)
ヒュッケバイン30
ヒュッケバイン30 Huckebein 30 | |
---|---|
形式番号 | PT-XXX |
分類 | パーソナルトルーパー |
全高 | 19.8m |
重量 | 53.2t |
動力源 | プラズマ・ジェネレーター |
武装 | ビーム・ソード フォトン・ライフル リープ・スラッシャー ダブル・グラビトン・ライフル |
必殺技 | ボウス・ハンズ・スラッシュ |
乗員人数 | 1人 |
搭乗者 | エッジ・セインクラウス アズ・セインクラウス |
『スーパーロボット大戦30』の主人公初期搭乗機。『スーパーロボット大戦DD』にもゲスト参戦する。
同作品の世界では「XXX(XENOGENEICX-FACTORX-TYPE)プロジェクト」と呼称される計画で開発された人型機動兵器。プロジェクトの略称である「XXX」を「30」と言い換えて「ヒュッケバイン30(サーティ)」という名称が与えられている。
新型機と言いながら、修復跡も散見され、パッチ・アーマーなど継ぎ接ぎだらけの外見等を持つ。頭部は「XXX」形状のバイザーで封印されているようにも見える。また、主動力は未稼働状態で副動力のみで稼働している。ただし副動力だけでも充分な出力はある。
新規開発された機体ではなく、ドライストレーガーの素体となった艦と同じく、神文明エーオスのオルキダケアが異世界から持ってきた機体がベースとなっている。同等の性能の2号機が存在し、『スーパーロボット大戦30』の進め方によっては主人公に選ばなかったほうの主人公が搭乗して参戦する。2号機には修理装置が搭載されている。
当初、ヒュッケバインの商品化企画があり、30周年記念作品である『スパロボ30』のオリジナル主人公機をヒュッケバインにすることをプロデューサーの寺田貴信が思いついた。作品参加と同時にフィギュアの開発も進めることになり、デザイナーのカトキハジメに相談したところ『第2次OG』に登場するアッシュの継ぎ接ぎ装甲や包帯のデザインを取り入れることと、「XXX(ローマ数字で30)」をモチーフとしたバイザーを付けるという提案を受けた。デザイン上、ヒュッケバイン30はアッシュと似た印象を受けることもあるが、設定上のつながりはない[17] 。
- 武装
-
- ビーム・ソード
- 非実体剣。サイドスカート裏に収納されており、使用時は下部から射出する。
- フォトン・ライフル
- 手持ち式の銃。
- リープ・スラッシャー
- 背部から空中へ射出したパーツが合体し、ドーナツ状の回転カッターを形成して標的を切り刻む。
- ダブル・グラビトン・ライフル
- ミッションを進めると追加される武装。グラビトン・ライフル2丁を連結させ同時発射することで高威力にする。
ヒュッケバイン30th
ヒュッケバイン30th Huckebein 30th | |
---|---|
形式番号 | PT-XXXth |
分類 | パーソナルトルーパー |
全高 | 19.8m |
重量 | 67.9t |
動力源 | ブラックホールエンジン プラズマ・ジェネレーター |
武装 | ビーム・ソード フォトン・ライフル リープ・スラッシャー マイクロミサイル ダブル・グラビトン・ライフル ブラックホール・キャノン |
必殺技 | フルインパクト・ブラックホール・キャノン ロシュセイバー・オーバーブレイク |
乗員人数 | 1人 |
搭乗者 | エッジ・セインクラウス アズ・セインクラウス |
『スーパーロボット大戦30』の主人公後期搭乗機。呼称は「ヒュッケバイン30th(サーティエス)」。
主動力となるブラックホールエンジンが稼働しており、XXX形状のバイザーやパッチ・アーマーは除去されている。背部に「ハイフライヤー・ユニット」が装備され単独での飛行が可能となった。また。ハイフライヤー・ユニットにはマイクロミサイル、ブラックホール・キャノンが装備されている他、グラビトン・ライフル2丁を搭載することも可能。グラビトン・ライフルは搭載した状態でも射撃が行える。2号機用のハイフライヤー・ユニットは登場しない。
- 武装
- ヒュッケバイン30の武装に以下が追加されている。
- フルインパクト・ブラックホール・キャノン
- ハイフライヤー・ユニットのブラックホール・キャノンを前面で両手持ちにし、ハイフライヤー・ユニット搭載のマイクロミサイル発射後、ハイフライヤー・ユニット搭載のグラビトン・ライフル2丁による射撃と同時発射を行う。FIBCとも呼ばれる。
- ロシュセイバー・オーバーブレイク
- 「エクスパンションパック」で新たに追加される格闘技。
- 30thはブラックホールエンジンが稼働しているが、FIBC発射時くらいしか最大稼働していない。これはブラックホールエンジンの取り扱いが難しく、出力を落すとすぐに停止し、逆に上げ過ぎると大爆発する危険性があることから、操縦者に躊躇いがあったためである。特訓と精神的な問題をクリアしたことで、最大出力を長い時間維持できるようになった。
- 両手に装備したグラビトン・ライフルを1発ずつ撃ち、ビーム・ソード二刀流とリープスラッシャーの波状攻撃を繰り出した後、最後は左手のビーム・ソードを投げ捨て、ブラックホール・エンジンをオーバーブーストさせたエネルギーを右手のビーム・ソードに転化し、巨大化した刀身で両断する。
- ^ 北米版『OG』における表記。
- ^ 「スーパーロボット大戦F 完結編 戦略解説」55ページ。宝島社
- ^ 以下、英字名称のあるものは北米版『OG』における表記。
- ^ 北米版『OG1』『OG2』における表記。Gunという単語には大砲、火砲という意味も含まれる。
- ^ 『電撃スパロボ! Vol.2』117頁。
- ^ a b c d e 「ネタバレ!?インスペクター」各話解説より
- ^ 「COMPOSITE Ver.Ka エクスバイン EXバージョンカラー」にマーキングとして記載された型式番号。プロデューサーの寺田貴信が公式ブログで「(設定的には意外じゃないが)意外な文字が書かれている」と触れている。
- ^ a b c DVD第3巻付属ブックレットのメカニック解説・エクスバインの項目による。
- ^ プレミアムバンダイの商品紹介
- ^ 一つの作品が終わり、そして…… | スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 2011年4月29日
- ^ a b 『電撃スパロボ魂!』2013年春号より。
- ^ 『電撃スパロボ! Vol.2』27頁。
- ^ a b プロデューサーの寺田はネタバレインスペクターでゲームと同じくヒュッケバインMk-III・RがガーバインMk-III・トロンベになったと解説しているが、DVD第4巻ブックレットではヒュッケバインMk-III・Lに改装を施したと記述されていた。しかし、DVD第8巻のガーバインの解説ではMk-III・Rがガーバインだとされており、設定が統一されていない。ガーバインに改装されなかったMk-IIIの消息は不明。
- ^ 電撃ホビーマガジン2011年4月号参照。
- ^ DVD第4巻付属ブックレットのメカニック解説による。
- ^ バンダイ「HG AMガンナー」取扱説明書による。
- ^ “『スパロボ30』開発者インタビュー。オリジナル母艦“ドライストレーガー”の狙いや主人公機“ヒュッケバイン30”のデザインなどについて聞いた” (2021年10月21日). 2022年1月15日閲覧。
- ^ “一意専心!!”. スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」. バンダイナムコゲームス (2007年6月11日). 2022年3月24日閲覧。 ※本文の文頭が「ひ」「ゆ」「つ」「け」と読める。
- ^ a b c ひびき (2023年3月21日). “なぜバンダイ製「ヒュッケバイン」発売が、歴史的快挙だと騒がれたのか-"ガンダムに似過ぎ"という揶揄を吹き飛ばした和解のシンボル”. インサイド. 株式会社イード. 2023年3月22日閲覧。
- ^ 『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX』第1巻46ページ
- ^ 『スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX』第3巻95ページ
- ^ 『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS ザ・コンプリートガイド』624-633ページ
- ^ 『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENETATIONS パーフェクトガイド』453-457ページ
- ^ “量産型ビルトシュバイン”. スーパーロボット大戦シリーズ公式サイト. バンダイナムコゲームス. 2022年3月24日閲覧。
- ^ “エクスバイン”. スーパーロボット大戦シリーズ公式サイト. バンダイナムコゲームス. 2022年3月24日閲覧。
- ^ “ネタバレ!?インスペクター”. スーパーロボット大戦シリーズ公式サイト. バンダイナムコゲームス. 2022年3月24日閲覧。
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