パッチパネル スイッチとの比較

パッチパネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 22:55 UTC 版)

スイッチとの比較

用途によっては、専用スイッチング装置がパッチパネルの代替になる。スイッチング装置はボタンを押すように簡単にルーティングを変更でき、信号を同時に複数のあて先に送信するなどパッチパネルのような利点を提供できる。ただし、パッチパネルに比較すると高価である。

例えば、S端子16個のパッチパネルと8本のパッチケーブル(8入力、8出力)で約300ドルになる。これと同じ規模(8×8)のS端子スイッチング装置は2000ドルから4000ドルになる。ただし、後者の方には付加機能がある。音響やビデオ向けのスイッチング装置も各種ある。ただし、パッチパネルの代替となる装置は若干特殊である。他にもケーブルテレビ、電話、ネットワーク、電力など様々な用途のスイッチング装置がある。

スイッチング装置は電子式、機械式、電気機械式がある。コンピュータその他の外部機器から制御できるものもある。自動化され事前設定された運用が可能なものもある。デジタル信号の場合、コンピュータ上のソフトウェアで同等の機能を提供するものもある。

参考文献


  1. ^ 19インチラックの規格はAT&Tによって1922年ころに一応作られ(実際には分野ごとに各社が勝手なサイズで作っていた時代もそれなりに長かったが)、相当の年数をかけてではあるが規格が浸透し、最近では一般的になっている。
  2. ^ なお、パッチパネルに使われることが多いプラグの種類であるフォーンプラグの名称もそれに由来する。
  3. ^ なお、配線盤はパッチパネルよりも安価ではあるが、電話交換台のように分単位で配線を切り替えなければならないような用途には向かない。
  4. ^ パッチ盤について(アナログ調整卓) 田中信一の正調音響塾


「パッチパネル」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パッチパネル」の関連用語

パッチパネルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パッチパネルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパッチパネル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS