バルカン超特急
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 06:27 UTC 版)
評価
Rotten Tomatoesによれば、44件の評論のうち、98%にあたる43件が高く評価しており、平均して10点満点中8.31点を得ている[2]。
英国映画協会が1999年に英国の映画やテレビ業界の1,000人に対して行ったアンケートによる20世紀の英国映画トップ100で35位に選ばれている[3]。
雑誌「タイムアウト」が150人を超える俳優、監督、脚本家、プロデューサー、評論家や映画界の有力者に対して行ったアンケートによる英国映画ベスト100で31位に選ばれている[4]。
メモ
- 消えた乗客について主人公以外の人間が「そんな人間はいなかった」と口を揃えるというプロットは『フライトプラン』にも応用されている(『フライトプラン』には『バニー・レークは行方不明』との関連も指摘されている)。
- この作品のマクガフィン(観客の興味を引っ張るストーリー上の「謎」)に関して、ヒッチコックは「ばかばかしいものだ」と言いつつ大いに気に入っていた旨の発言をしている(ヒッチコック=トリュフォー『映画術』)。
- 1979年にシビル・シェパード主演でリメイク(『レディ・バニッシュ/暗号を歌う女』)されている。
- ノウントン・ウェインとベイジル・ラドフォードが演じたイギリス人の乗客2人は、1940年のキャロル・リード監督の『ミュンヘンへの夜行列車』(プロデューサーが本作と同じエドワード・ブラック)にほぼ同じ役で再登場している。また役名は異なるが、1945年の『夢の中の恐怖』や1948年の『四重奏』にも出演している他、日本では公開・発売されていない8作の映画にコンビで出演している。さらにBBCラジオでは2人が出演するラジオドラマシリーズにもなった(チャータースとカルディコット参照)。なお、『ミュンヘンへの夜行列車』にはマーガレット・ロックウッドも、別人物の役で出演している。
ヒッチコックの登場シーン
エンディング近くのヴィクトリア駅で、黒のコートをまとってタバコをふかしながら通り過ぎるシーン[5]。
- ^ a b c クレジットなし。“The Lady Vanishes (1938) - Full Cast & Crew” (英語). IMDb. 2012年5月21日閲覧。
- ^ “The Lady Vanishes (1938)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年5月10日閲覧。
- ^ “The BFI 100: 31-40” (英語). 英国映画協会. 2012年5月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月10日閲覧。
- ^ Dave Calhoun, Tom Huddleston, David Jenkins, Derek Adams, Geoff Andrew, Adam Lee Davies, Paul Fairclough, Wally Hammond, Alim Kheraj, Phil de Semlyen (2018-09-10). “100 Best British Movies of All Time” (英語). Time Out 2020年5月10日閲覧。.
- ^ “The Lady Vanishes (1938)” (英語). hitchcock.tv. 2012年5月21日閲覧。
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