ダイアナ・ロス 出演映画

ダイアナ・ロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/22 14:08 UTC 版)

出演映画

フォロワー

1994年、ザ・スプリームスハリウッド・ウォーク・オブ・フェームのハリウッド通り7060番地に星が埋め込まれた。

ロスの直接的な影響が見られるポップなフォロワーは、ジョディ・ワトリー[注 4]、トレイシー・スペンサー[注 5]らである。他にフレダ・ペイン、キャロル・ダグラス、マリリン・マックー、メルバ・ムーア、テルマ・ヒューストン、アニタ・ウォード、アリシア・ブリッジズ、マライア・キャリー[13]ビヨンセ[14]ジャネット・ジャクソンアリアナ・グランデリアーナなど多くの女性シンガーに影響を与えた。ダイアナ・ロス&スプリームスのフォロワーとしては、ザ・スリー・ディグリーズ、ラブ・アンリミテッド、ファースト・チョイス、ハニー・コーン、ジョーンズ・ガールズ、シスター・スレッジ、ジャクソン・シスターズ、エモーションズデスティニーズ・チャイルドクレオパトラ (バンド)英語版などがあげられる。

レガシー

ロスのキャリアや人生から影響を受けた様々な作品がある。『ドリームガールズ』の登場人物ディーナ・ジョーンズはロスをモデルにしている[15]

ロスの曲はカバーされたり、ヒップホップの曲に使用されたりしている。「エイント・ノー・マウンテン・ハイ・イナフ」は映画『天使にラブ・ソングを2』、『タイタンズを忘れない』、『チキン・リトル』で使用されている。またこの曲はマイケル・ボルトン、ジェニファー・ロペス、エイミー・ワインハウスマイケル・マクドナルドなどにライヴやアルバムでカバーされている。「Love Hangover」は1998年、モニカの第1位獲得アルバム『The First Night』でサンプリングされた他、ウィル・スミスマスター・Pヘヴィ・Dボーン・サグズン・ハーモニーにもサンプリングされている。マスター・Pはこの曲の他に「Missing You」もサンプリングしている。「It's My House」はスヌープ・ドッグM.C.ハマーの曲で言及されている。「Upside Down」はソルトンペパ、ショーン・コムズキッド・ロックミッシー・エリオット、MCライトがカバーまたはサンプリングしている。「I'm Coming Out」はノトーリアス・B.I.G.キーシャ・コール feat. イギー・アゼリアアリアナ・グランデの曲でサンプリングされた。ノトーリアス・B.I.G.は「Missing You」もサンプリングしている。「エンドレス・ラブ」はルーサー・ヴァンドロスとマライア・キャリーにレコーディングされ、ロスのパートナーのリッチーはのちにシャナイア・トゥエインとレコーディングした。「Muscles」はリル・キム、ヤング・ジージーにサンプリングされた。「When You Tell Me That You Love Me」はドリー・パートンフリオ・イグレシアスにデュエットでレコーディングされた。

2013年4月14日、ブロードウェイ・ミュージカル『モータウン』が開幕した。ベリー・ゴーディによるモータウン・レコード創立と、ゴーディとロスのロマンスを物語っている。

スプリームスのメンバーとして、「ストップ・イン・ザ・ネイム・オブ・ラヴ」、「恋はあせらず」がロックの殿堂によるShaped Rock and Roll 500曲に選ばれた[16]。1988年、ロックの殿堂に殿堂入りし、1994年、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星が埋め込まれ、1998年、ヴォーカル・グループの殿堂に殿堂入りした。2004年、『ローリング・ストーン』誌は「歴史上最も偉大な100組のアーティスト」の第96位にランク付けした[17]

スプリームスのリード・シンガーとして12曲、ソロ・アーティストとして6曲の計18曲のシングルがBillboard Hot 100で第1位を獲得した。同チャートにおいて18曲のシングルが第1位を獲得した女性歌手は他にマライア・キャリーのみである[18]。1985年、ロスは第1位を獲得したUSAフォー・アフリカチャリティーソングウィ・アー・ザ・ワールド」に参加した。1997年、ノトーリアス・B.I.G.の第1位を獲得したヒット曲「Mo Money Mo Problems」の中で、1980年のロスのヒット曲「I'm Coming Out」がサンプリングされた。1976年、『ビルボード』誌はロスを「今世紀最高の女性エンタテイナー」に選んだ。1993年、アメリカおよびイギリスにおいて70曲のシングルがヒットしたことにより、最もヒット曲を持つ女性アーティストとしてギネス世界記録となった。ロスはスプリームスとソロの双方でハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに星があり、2つの星を持つ数少ないアーティストの1人となっている。1983年にセントラル・パークでコンサートを行ない、1986年、敷地内にダイアナ・ロス・プレイグラウンドが設立された。

ジャクソン5についてロスはモータウンのマーケティングおよびプロモーション計画で「発掘した」ことになったのだが、ジャクソン5を発掘した者の1人して名を連ねている。そのため彼らのデビュー・アルバム『帰ってほしいの』の原題は『Diana Ross Presents the Jackson 5』(ダイアナ・ロス・プレゼンツ・ザ・ジャクソン5)となっている。

2006年、オプラ・ウィンフリーによる、芸術、エンタテイメント、人権運動に携わったアフリカ系アメリカ人女性25名を称える3日間にわたる祝典でロスが25名のうちの1人に選ばれた。ダスティ・スプリングフィールドアレサ・フランクリン、マーサ・リーヴス、ディオンヌ・ワーウィックと共に「60年代ポップスの偉大な歌姫」5名に選ばれた。

脚注


注釈

  1. ^ ジェームス・ジェマーソンのベースラインが有名
  2. ^ 私生児のことである
  3. ^ もともとはマーヴィン・ゲイ&タミー・テレルのアップテンポのヒット曲だった
  4. ^ 元シャラマー。ワトリーがダイアナ、ハワード・ヒューイットがスモーキー・ロビンソン的な役割を担っていた
  5. ^ 90年に「ジス・タイム」がヒットした

出典

  1. ^ “The Supremes”. AllMusic. https://www.allmusic.com/artist/the-supremes-mn0000477875 2021年10月6日閲覧。 
  2. ^ Benjaminson, Peter. The Lost Supreme: The Life of Dreamgirl Florence Ballard. Chicago: Chicago Review Press, November 2007. 75–79. ISBN 1-55652-705-5
  3. ^ Posner, Gerald. Motown : Music, Money, Sex, and Power, pg. 286.
  4. ^ Sharp, Kathleen (2003). Mr. and Mrs. Hollywood: Edie and Lew Wasserman and Their Entertainment Empire. Carroll & Graf Publishers. pp. 357–358. ISBN 0-7867-1220-1 
  5. ^ a b Harpole, Charles (2003). History of the American Cinema. Simon and Schuster. pp. 64, 65, 219, 220, 290. ISBN 0-684-80463-8 
  6. ^ a b Adrahtas, Thomas (2006). A Lifetime to Get Here: Diana Ross: The American Dreamgirl. AuthorHouse. pp. 163–167. ISBN 1-4259-7140-7 
  7. ^ Skow, John (1978年10月30日). “Nowhere Over the Rainbow”. TIME (Time Warner). https://time.com/time/magazine/article/0,9171,912236,00.html 2007年11月6日閲覧。 
  8. ^ Moon, Spencer; George Hill (1997). Reel Black Talk: A Sourcebook of 50 American Filmmakers. Greenwood Press. xii. ISBN 0-313-29830-0 
  9. ^ Benshoff, Harry M.; Sean Griffin (2004). America on Film: Representing Race, Class, Gender, and Sexuality at the Movies. Blackwell Publishing. p. 88. ISBN 0-631-22583-8 
  10. ^ George, Nelson (1985). Where Did Our Love Go? The Rise and Fall of the Motown Sound. St. Martin's Press. p. 193 
  11. ^ “ダイアナ・ロスの娘トレイシー・エリス・ロスが圧巻の歌唱デビュー『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』特別映像解禁”. anemo. (2020年12月15日). https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/next-dream_05-20201215/ 2023年9月12日閲覧。 
  12. ^ “米大統領自由勲章にデニーロさん”. 共同通信 47NEWS. (2016年11月17日). https://nordot.app/171754995940409350?c=39546741839462401 2016年11月17日閲覧。 
  13. ^ J. Randy Taraborrelli (2009年7月3日). “'Michael was obsessed with Diana Ross, but his mother feared she would corrupt him...'”. Mail Online. https://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-1197153/Michael-obsessed-Diana-Ross-mother-feared-corrupt-.html 2013年12月27日閲覧。 
  14. ^ Beyoncé Influences”. Shmoop.com. 2015年7月15日閲覧。
  15. ^ Robert Fontenot (2007年9月10日). “American Idol's Jennifer Hudson as the Supremes' Florence Ballard?”. Oldies.about.com. 2013年12月27日閲覧。
  16. ^ "The Rock and Roll Hall of Fame's 500 Songs That Shaped Rock and Roll (by artist)". Rock and Roll Hall of Fame, 2007. Retrieved on April 27, 2007. アーカイブ 2007年5月14日 - ウェイバックマシン
  17. ^ "The Immortals: The First Fifty". Rolling Stone, Issue 946, March 24, 2004. Retrieved on July 4, 2004.
  18. ^ Guthrie, Marisa (2008年4月4日). “Elvis is Spotted – Rolling in His Grave”. Daily News. https://today.msnbc.msn.com/id/23918924/ns/today-entertainment/t/mariah-carey-surpasses-elvis-no-s/ 2011年8月6日閲覧。 






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