ジョナサン・ブロクストン ジョナサン・ブロクストンの概要

ジョナサン・ブロクストン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/07 15:41 UTC 版)

ジョナサン・ブロクストン
Jonathan Broxton
ロイヤルズ時代(2012年5月26日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ジョージア州オーガスタ
生年月日 (1984-06-16) 1984年6月16日(38歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
305 lb =約138.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2002年 MLBドラフト2巡目(全体60位)でロサンゼルス・ドジャースから指名
初出場 2005年7月29日 セントルイス・カージナルス
年俸 $3,750,000(2016年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国
WBC 2009年

経歴

プロ入りとドジャース時代

バーク・カウンティ高等学校英語版3年生時に9勝2敗・防御率1.21・74イニングで134奪三振の成績を収め、2002年MLBドラフト2巡目(全体60位)でロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入り。

入団後は2002年からはマイナーリーグで先発投手として投げ、通算でイニングを上回る奪三振率を記録。2005年にメジャーに初昇格するが、この年は14試合の登板にとどまる。翌2006年はAAA級ラスベガス・フィフティワンズからのスタートとなったが、リリーフ11試合で防御率0.00の好成績やランス・カーターの不調に伴い、5月1日にメジャーに昇格する[2]。ここでも安定感のある投球をし、ヤンシー・ブラゾバンの故障などもあったためクローザー斎藤隆へつなぐセットアッパーとしての地位を確立する。

2007年ルディ・シアネスジョー・ベイメルらと共に、クローザーの斎藤へと繋ぐセットアッパーとして83試合に登板し、リーグ5位となる32ホールドを記録。82投球回で、この年のリリーバーの奪三振数2位となる99三振をマーク。また、昨シーズンの7月からこの年の8月にかけて、球団記録(1958年にロサンゼルス移転以降)となる96.2イニング連続被本塁打なしを樹立[3]

2008年のオールスター開催後に斎藤隆が故障者リスト入りとなり、ブロクストンがクローザーとして起用されることになった。クローザーとして3敗を喫したが、ジョー・トーリ監督はクローザーとして起用し続け[4]、自己最多の14セーブを記録。

2009年開催の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に、アメリカ合衆国代表の一員として出場。シーズンでは、自己最多の36セーブ、114奪三振を記録し、オールスターにも初選出された。

2010年も2年連続でのオールスター出場を果たしたが、後半戦は防御率7.13と不振に陥った。

2011年は肘や肩の故障もあり、14試合の登板に留まった。オフにFAとなった。

ロイヤルズ時代

2011年11月29日カンザスシティ・ロイヤルズと1年400万ドルで契約を結んだ[5]

レッズ時代

2012年7月31日にマイナー投手2名とのトレードで、シンシナティ・レッズに移籍した。移籍後は主にアロルディス・チャップマンに繋ぐセットアッパーを務めた。オフにFAになったが、11月28日に3年2100万ドルでレッズと再契約した[6]

ブルワーズ時代

2014年8月31日後日発表選手2名とのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍[7]

カージナルス時代

2015年7月31日にマリック・コリーモアとのトレードで、セントルイス・カージナルスへ移籍[8]11月2日にFAとなった[9]が、12月10日に2年750万ドルで再契約した[10]

2016年は1年間カージナルスに所属し66試合に登板したが、4勝2敗、防御率4.30に終わった。

2017年5月31日に自由契約となった[11]

投球スタイル

体重は140キロ近い巨体から、最速103mph[12](約165.8km/h)のフォーシームツーシームスライダーを投げる。本塁打を浴びるのを避けるため、外角一辺倒の攻めをすることで知られている[13]。そのため、リック・ハニカット投手コーチの勧めで、ツーシームを習得した[13]


  1. ^ Jonathan Broxton Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年7月2日閲覧。
  2. ^ Ken Gurnick (2006年5月1日). “Notes: Carter gets sent down” (英語). MLB.com. 2016年10月17日閲覧。
  3. ^ PHILADELPHIA (AP) (2007年8月23日). “Los Angeles Dodgers vs. Philadelphia Phillies - Recap - August 23, 2007” (英語). ESPN. 2009年6月14日閲覧。
  4. ^ Michael Schwartz (2008年8月25日). “Dodgers display confidence in Broxton” (英語). MLB.com. 2016年10月17日閲覧。
  5. ^ Dick Kaegel (2011年11月29日). “Royals sign Broxton to set up for Soria” (英語). MLB.com. 2016年10月17日閲覧。
  6. ^ Reds sign Broxton; Chapman to start? sportsnet.ca
  7. ^ “Brewers acquire Broxton from Reds for 2 players”. Associated Press. ESPN.com. (2014年8月31日). http://sports.espn.go.com/espn/wire?section=mlb&id=11444234 2014年9月2日閲覧。 
  8. ^ Marty Gitlin (2015年7月31日). “Brewers dispatch RP Jonathan Broxton to Cardinals”. CBS Sports. 2015年8月13日閲覧。
  9. ^ Transactions | cardinals.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
  10. ^ KMOX News Release (2015年12月10日). “Cardinals sign free-agent pitcher Jonathan Broxton”. KMOX. http://stlouis.cbslocal.com/2015/12/10/cardinals-sign-free-agent-pitcher-jonathan-broxton/ 2016年5月20日閲覧。 
  11. ^ Scott Chasen (2017年5月31日). “Cardinals call up Gant, release Broxton”. MLB.com. 2017年6月1日閲覧。
  12. ^ Pitch FX”. Fangraphs.com. 2015年11月3日閲覧。
  13. ^ a b 城ノ井道人「2009 救援投手ランキング ジョナサン・ブロクストン」 『月刊スラッガー』2009年9月号、日本スポーツ企画出版社、2009年、雑誌15509-6、26頁。


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