キャラクター作成 (RPG) コンピューターRPGのキャラクター作成

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キャラクター作成 (RPG)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/18 14:28 UTC 版)

コンピューターRPGのキャラクター作成

1981年のコンピューターRPG『ウィザードリィ』は、D&Dの影響を強く受けていたこともあり、基本的なキャラクターの能力値はD&Dに良く似ていたが、能力値決定にはプレイヤーの選択の幅が大きかった。以下に『ウィザードリィ』#1のキャラクター作成法を挙げる。

  1. 名前を決める。
  2. 性格(善・中立・悪)を選ぶ。
  3. 種族を選ぶ。種族ごとに基本能力値が異なる。
  4. ランダムに与えられたボーナスポイントを基本能力値に加算する。合計が一定の条件に達すると、選択可能なキャラクタークラスが表示される。
  5. クラスを選択して作成終了。

その後、1986年の『ドラゴンクエスト』では、キャラクター作成は勇者の名前を付けるだけであり、パラメーターはあらかじめ設定されていたものに固定された状態でスタートした[2]。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』では主人公や仲間の名前と性別を決定することができるようになったが、シリーズ全体を通してプレイヤーがゲーム内で能力値を操作するということは基本的にない[3]

1987年の『ファイナルファンタジー』では、4人の主人公には名前とジョブを決めることができるが、シリーズを通してプレイヤーが能力値に直接関与することは基本的にない。本シリーズで特筆できる事項として、シリーズ作品の中にプレイヤーキャラクターの名前があらかじめ決められているものがあるが、ゲーム中ならいつでも名前を変更できる作品がある点が挙げられる。

その他のコンピューターRPGの中には、ゲーム開始時にプレイヤーがプレイヤーキャラクターの能力値を直接決定してからゲームを始める形式のものも少なくない。ただし、この場合プレイヤーが開発側の予想しない能力値操作を行い、結果的にゲームの進行に影響を与えてしまうことも懸念される。


  1. ^ 「フルスクラッチ」はもともと模型用語で、骨組みも何もないまったくゼロの状態から作品を作り上げる製作法が転じて、「天羅万象」など一部のルールブックで使われるようになった。
  2. ^ 後の『ドラゴンクエスト 公式ガイドブック』ISBN 978-4900527010において、入力された名前を解析し、主人公の初期ステータスとレベルアップのパターンが変化することが明かされている。
  3. ^ シリーズ作品には能力値を数ポイント増やすことのできるアイテムが登場する作品もある。


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