ガンダムサンドロック ガンダムサンドロック改

ガンダムサンドロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/11 21:00 UTC 版)

ガンダムサンドロック改

諸元
ガンダムサンドロック改
Gundam Sandrock Kai
型式番号 XXXG-01SR2
全高 16.5m
重量 7.9t
装甲材質 ガンダニュウム合金
出力 2,998kW(EW版設定)
推力 72,030kg(EW版設定)
武装 バルカン×2
ホーミングミサイル×2(テレビ版のみ)
ヒートショーテル×2
シールド
シールドフラッシュ×2(テレビ版のみ)
耐ビームコーティングマント
(EW版のみ)
ビームサブマシンガン(テレビ版のみ)
アビリティレベル ファイティングアビリティ:レベル120
ウエポンズアビリティ:レベル120
スピードアビリティ:レベル120
パワーアビリティ:レベル150
アーマードアビリティ:レベル160
搭乗者 カトル・ラバーバ・ウィナー

ピースミリオン内のドックで改修された姿。各部のスラスターが増設・大型化され、宇宙空間での機動性が高められている。また、背部のスラスター増設に伴いクロスクラッシャーは撤廃された。宇宙でのチーム運用を考慮し、指揮官機として位置付けられる機体となる[2]

Endless Waltz版(サンドロック改)

OVAおよび劇場版アニメ新機動戦記ガンダムW Endless Waltz(EW)』では、メカデザイナーカトキハジメの手によって作中のガンダムのデザインが一新された。ただし、これらの機体はテレビ版の強化発展型ではなく、物語上はまったくの同一機体だが"作品の制作バージョンによるデザイン違い"というものである。OVA公開当時に発売されたプラモデルなどの商標名や関連ゲームにおける名称は、テレビ版と区別できるように「ガンダムサンドロックカスタム」と呼称されていたが、リデザインされた同一機ではなく改良機と誤解を招くことから、徐々に「ガンダムサンドロック改(EW版)」という名称表記へと移行していった。

主な変化としては、白とグレーを基調としたテレビ版のデザインに比べ、薄紫を基調とした配色への変化が挙げられる。また全体的に太めの体型だったテレビ版に対し、こちらは細身になっている。武装面ではビームマシンガンとホーミングミサイルが廃され、主武装はヒートショーテル2本とバルカン砲のみとなっているほか、新たに耐ビームコーティングマントが追加された。設定上はシールド・ビームマシンガンが存在しているが劇中では未使用で、そのためクロスクラッシャーも未使用である。『敗栄』では、宇宙仕様への改修時にバックパック中央にスラスターユニットが追加されており、ウイングガンダムのバスターライフルのものと同形状のカートリッジを使用したビームライフルを携行している。また、ヒイロの要請でゼロシステムが搭載されている。

劇中での活躍(サンドロック改)

テレビ版
戦場が宇宙に移行したことにより、ピースミリオンで改修され、Gチームの指揮官機として活躍。一時期、ヒイロ・ユイの手により、コピーされたゼロシステムが搭載され、ドロシー・カタロニアの操るMD部隊を撃退することに成功するが指揮の自信をつけたカトルの手により取り外される。ボンボン版ではリーブラに体当たりした後、脱出するピースミリオンクルーの避難誘導に当たった。小説版では戦後、平和の象徴として、中東に祀られる。
EW版
機体廃棄のためシャトルに搭載され太陽に向けて打ち上げられるが、マリーメイア軍の蜂起に伴い再回収され、再度戦場に復帰する。ブリュッセルでの戦闘にて、圧倒的物量をもつマリーメイア軍のサーペント部隊に苦戦しつつも獅子奮迅の活躍を見せる。騒乱終結後はデスサイズヘルヘビーアームズ改とともに爆破破棄される。

注釈

  1. ^ これはH教授が私的に搭載したもので、のちのモビルドールの先駆的な技術である[5]

出典

  1. ^ 『電撃データコレクション 新機動戦記ガンダムW 増補改訂版』アスキー・メディアワークス、2012年2月、8-9頁、ISBN 978-4-04-886314-8
  2. ^ a b c d e f g h 『新機動戦記ガンダムW MSエンサイクロペディア』一迅社、2007年12月1日初版発行、52-57頁、ISBN 978-4-7580-1090-0
  3. ^ 『SDガンダムG GENERATIONプラモデル大百科』勁文社、2000年8月、82頁。ISBN 978-4766935615
  4. ^ a b プラモデルキット『1/144 ガンダムサンドロック』バンダイ、1995年7月、組立説明書。
  5. ^ a b 隅沢克之『新機動戦記 ガンダムW―Endless Waltz 下巻』講談社、1997年7月、19頁、ISBN 978-4063304060
  6. ^ 『新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ最強プレイングブック』実業之日本社、1998年9月、88-89頁。ISBN 4-408-61474-2
  7. ^ 『新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ最強プレイングブック』実業之日本社、1998年9月、90-91頁。ISBN 4-408-61474-2
  8. ^ 『新機動戦記ガンダムW エンドレスワルツ最強プレイングブック』実業之日本社、1998年9月、108-109頁。ISBN 4-408-61474-2


「ガンダムサンドロック」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ガンダムサンドロック」の関連用語

ガンダムサンドロックのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ガンダムサンドロックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのガンダムサンドロック (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS