カルロス・デ・アエス カルロス・デ・アエスの概要

カルロス・デ・アエス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 09:42 UTC 版)

カルロス・デ・アエス
Carlos de Haes
誕生日 1826年1月27日
出生地 ブリュッセル
死没年 1898年6月17日
死没地 マドリード
テンプレートを表示

略歴

ブリュッセルで銀行家の息子の生まれたが、一家は1835年にスペイン南部のリゾート地、マラガに移った。マラガで肖像画家のルイス・デ・ラ・クルス(Luis de la Cruz y Ríos)に絵を学んだ。1850年にベルギーに移り、ジョゼフ・キノー(Joseph Quinaux)の弟子になり、フランスやドイツ、オランダを旅し、様々なスタイルの絵画を学んだ。

1855年にスペインに戻り、風景画を、スペイン全国展覧会(Exposiciones Nacionales de Bellas Artes)などの展覧会に出展し、高い評価を得た。1857年にマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーの会員に推薦され、カサ・デ・カンポから見た王宮の風景を描いた作品を入会申請作品として提出し、会員に選ばれた。1870年には特別会員(académico de mérito)の称号を得た。

1870年代には、ピレネー山脈グアダラマ山脈の風景を集中的に描き、これまでスペインの画家があまり描かなかった場所の風景を描いた。

アカデミーの学生には野外写生を勧め、スタジオでは最終的な仕上げだけをするべきであると教えた。デ・アエスの教えた学生にはライムンド・デ・マドラーソらがいる。

作品

カルロス・デ・アエスに学んだ学生

参考文献

  • Götz Czymmek (Hrsg.): Landschaft im Licht. Impressionistische Malerei in Europa und Nordamerika 1860–1910. Ausstellungskatalog des Wallraf-Richartz-Museum in Köln und des Kunsthaus Zürich 1990
  • Haes, Carlos de in Grove Dictionary of Art (Onlineangebot), Oxford University Press 2007–2009



「カルロス・デ・アエス」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  カルロス・デ・アエスのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「カルロス・デ・アエス」の関連用語

カルロス・デ・アエスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



カルロス・デ・アエスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルロス・デ・アエス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS