エリック・フェッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 10:42 UTC 版)
経歴
プロ入りとナショナルズ時代
10歳から16歳までの間、プロ入り後も共にプレーすることになるブライス・ハーパーと同じ学校に通っていた[1]。
2011年のMLBドラフト24巡目(全体743位)でサンディエゴ・パドレスから指名されたが、契約せずにネバダ大学ラスベガス校へ進学した。
2014年のMLBドラフト1巡目(全体18位)でワシントン・ナショナルズから指名され、プロ入り。ただし、ドラフト直前の5月にトミー・ジョン手術を受けた影響で[2]、この年は登板が無かった。
2015年、傘下のA-級オーバーン・ダブルデイズでプロデビュー。A級ヘイガーズタウン・サンズでもプレーし、2球団合計で14試合に先発登板して5勝3敗・防御率3.38・59奪三振の成績を残した。
2016年はA+級ポトマック・ナショナルズとAA級ハリスバーグ・セネターズでプレーし、2球団合計で23試合(先発22試合)に登板して8勝5敗・防御率3.12・123奪三振の成績を残した。
2017年は開幕をAA級ハリスバーグで迎え、AAA級シラキュース・チーフスを経て7月30日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]。同日のコロラド・ロッキーズとのダブルヘッダー第1戦で先発してメジャーデビューしたが、4回7失点で敗戦投手となった[4]。8月7日にジオ・ゴンザレスが産休から復帰後にオプションでAAA級シラキュースに降格した。
2018年は11試合(全て先発)に登板し、メジャー初勝利を含む2勝4敗、防御率5.54、46奪三振を記録した[5]。
2019年は21試合(うち先発12試合)、前年を上回る78回を投げ、4勝2敗、防御率4.50、41奪三振を記録した[6]。
2020年は11試合(うち先発8試合)に登板し、2勝4敗、防御率4.29という成績だった[7]。また、ジャンカルロ・スタントンに2020年シーズンの投手で最速となる打球速度121.3マイルの打球を献上した[7]。
その後は先発として2021年は7勝、2022年は6勝を挙げたが、いずれも負け数が先行し、2022年オフの11月28日にナショナルズから契約解除となった[8]。
NC時代
2022年12月20日、韓国プロ野球(KBOリーグ)のNCダイノスと契約した[9]。
2023年は20勝6敗、防御率2.00という成績でKBOリーグの最多勝投手となり、NCダイノス史上初のシーズン20勝投手となった。また最優秀防御率、最多奪三振の3冠に輝き[10]、シーズンMVPにも選出された。
ホワイトソックス時代
2023年12月6日、MLBのシカゴ・ホワイトソックスと2年1500万ドルで契約した[11]、
- ^ 「2017プロスペクト・ランキングTOP100」『月刊スラッガー』2017年5月号 日本スポーツ企画出版社 37頁
- ^ Jonathan Mayo (2014年5月12日). “Draft prospect Erick Fedde undergoing Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2017年9月4日閲覧。
- ^ Joseph Nocco (2017年7月30日). “Nationals promote top pitching prospect Erick Fedde from Triple-A Syracuse” (英語). FanRag Sports Network 2017年9月4日閲覧。
- ^ Blackmon, Rockies spoil Fedde's debut, beat Nationals 10-6
- ^ https://districtondeck.com/2018/06/29/washington-nationals-breaking-erick-fedde-improved-2018/
- ^ https://www.reviewjournal.com/sports/sports-columns/ron-kantowski/las-vegan-erick-fedde-lends-hand-in-nationals-run-to-title-1884405/
- ^ a b “Statcast Leaderboard”. baseballsavant.com. 2021年7月16日閲覧。
- ^ https://www.washingtonpost.com/sports/2022/11/18/nationals-erick-fedde-luke-voit/
- ^ “新外国人選手エリック・フェッド投手と契約” (日本語). (2022年12月21日) 2022年12月21日閲覧。
- ^ “韓国でいきなり20勝&3冠と無双 “失敗した”元ドラ1の逆襲、日米進出も視野に?”. Full-Count. (2023年10月12日) 2023年10月31日閲覧。
- ^ “エリック・フェッドはWソックスと2年22億円で合意 韓国で今季20勝MVPの長身右腕がメジャー復帰”. スポニチAnnex. (2023年12月6日) 2023年12月6日閲覧。
- ^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図 ワシントン・ナショナルズ」『月刊スラッガー』2017年3月号 日本スポーツ企画出版社 54頁
- ^ “Erick Fedde Baseball Statistics 2012-2017”. Baseball Cube. 2017年9月4日閲覧。
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