イズ・ディス・イット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:38 UTC 版)
セールス
本国のビルボードでは33位と低調に終わったが、イギリスではチャートで2位を獲得した。オーストラリアやヨーロッパ圏、日本などでも軒並みアメリカと同様かそれ以上の売り上げを残した。アメリカではロングセラーとなり、発売から5年後にようやくミリオンを突破した(イギリスでは、2001年にミリオン)。
収録曲
すべてがジュリアン・カサブランカス作詞・作曲。
- "Is This It" – 2:34
- タイトルトラック。アルバムで最も緩やかな曲。
- "The Modern Age" – 3:32
- シングルカット。タイトルを直訳すると「モダンな(現代の)世代」。出発と旅立ちをテーマにして歌われる。
- "Soma" – 2:37
- "Barely Legal" – 3:58
- "Someday" – 3:07
- シングルカット。
- "Alone, Together" – 3:12
- "Last Nite" – 3:17
- シングルカット。"Nite"は誤植ではなく、"Night"と同様の言い回し。
- "Hard to Explain" – 3:47
- シングルカット。ほぼ2コードのみで展開するロックンロールソング。バッキングギターのパートに至っては合計たった5音(開放弦をペダルにしたEmとG)しかなく、他に類を見ないほど極めて簡単である。
- "New York City Cops" – 3:36 ("When It Started" – 2:57 on US edition)
- 後述の通り、アメリカでは"When It Started"に差し替えられている。
- "Trying Your Luck" – 3:27
- "Take It or Leave It" – 3:16
- ローリング・ストーン誌の特集で、グレイテストギターソングトップ100の71位にランクイン。
"New York City Cops"はその歌詞のせいで、US盤では他の曲に差し替えとなった。特に問題となったのは、コーラスの部分で連呼される"「New York City Cops, they ain't too smart」"(「ニューヨーク市警は、あんまり賢くないわね」)のラインである。ただし実際のところは警察組織を特に糾弾するための詞というわけではなく、ニューヨークでのみすぼらしくも魅力的な経験を歌った曲である。アメリカのTV番組に出た時、メンバーはアルバムに収録されていない(収録をやめさせられた)この曲を演奏した。
クレジット
- ジュリアン・カサブランカス - ヴォーカル
- ニック・ヴァレンシ - ギター
- アルバート・ハモンドJr - ギター
- ニコライ・フレイチュア - ベース
- ファブリツィオ・モレッティ - ドラム
- ライアン・ジェントル - マネージャー
- ゴードン・ラフィール - プロデューサー
- グレッグ・カルビィ - マスタリング
- スティーヴ・ラーボヴスキー - A&R
- JP・ボワソック - guru
- ^ “The 500 Greatest Albums of All Time” (英語). Rolling Stone (2020年9月22日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ The 100 Best Debut Albums of All Time: 'Is This It' | Rolling Stone
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