アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件 キャストとキャラクター

アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 01:17 UTC 版)

キャストとキャラクター

検事側

クリストファー・ダーデン英語版
演 - スターリング・K・ブラウン、日本語吹替 - 丹沢晃之
検察の特捜班だったがマーシャに検事補へと推薦され後に検事へと昇格して行く。
黒人の中流階級に育った青年で、人種差別と葛藤しながら検察官へとなり、同じ差別の壁を越えて弁護士へとなったコクランを尊敬している。
その一方でO・Jに対しては以前から懐疑的で、事件には人種問題は関係ない事を感じているが、コクランの対当により裁判がややこしくなって行く事で、真実がねじ曲げられて行くと敵対して行く。
ただ一人黒人として検事となったためにマスコミからは黒人の裏切り者と誹謗中傷の標的にされて行く。
マーシャ・クラーク英語版
演 - サラ・ポールソン、日本語吹替 - 永吉ユカ
女性検察官で今回のシンプソン事件の検事を任される。
シングルマザーで子育てをしながら検察の仕事をしており、本件も数々の物的証拠と過去の家庭内暴力の犯罪歴から、早々と裁判に決着がつくと考えていたが、コクランが検察及びロス市警の腐敗問題へと事件を発展させて行く事で追い詰められていく。
またスターであるOJと敵対する立場であるためマスコミの誹謗の的へとなって行き、過去の破廉恥な写真を週刊誌にさらされ、離婚歴、服装や外見にいたるまで中傷されていく、心身ともにストレスに晒される中で、ダーデンと強い絆で結ばれて行く。
ビル・ホッジマン
演 - クリスチャン・クレメンソン、日本語吹替 -
サラと共にOJ事件を担当する検事。当初はサラ共に裁判に早々と決着がつくと思っていたが、コクランの証人提示の開示の目こぼしの計略によって裁判中に心臓発作を起こして再起不能になる。
ギル・ガーセッティ英語版
演 - ブルース・グリーンウッド、日本語吹替 - 加藤亮夫
ロサンゼルスの検察局長。次の知事選に出馬する予定であるが、裁判により検察局の腐敗を指摘され立場が次第に危うくなる。

被告側

O・J・シンプソン(愛称:ジュース)
演 - キューバ・グッディング・ジュニア、日本語吹替 - 藤原啓治
著名な元NFL選手にして芸能人。自らの力で貧困から脱出しスターの座を手に入れた立場ながら同族の黒人仲間には冷たく、付き合う友達も白人が多かった。
過去に妻のニコールに暴行容疑で逮捕された過去が何度もある。

弁護団(ドリームチーム)

ロバート・カーダシアン
演 - デヴィッド・シュワイマー、日本語吹替 - 相沢まさき
OJとは家族ぐるみの付き合いをしている民事訴訟専門の弁護士。当初はOJの無罪を信じていたが、裁判が進むごとに有罪ではないかと感じるようになる。
ロバート・シャピロ英語版
演 - ジョン・トラボルタ、日本語吹替 - 森田順平
弁護団の主任で著名人の弁護を多く担当する全米きっての敏腕弁護士。
しかし裁判をほとんど司法取引に持ち込む事で有名で、OJの逃亡や数々の状況証拠から状況は不利になると考え、ベイリーやコクランを雇わせ司法取引に持ち込もうと策略していたが、無罪判決を勝ち取ろうとするコクランら他の弁護士と対立し、主任の座をコクランに奪われる。警察や検察にも顔が利く一方で裁判が警察組織の腐敗の追及へと発展していく事で自身の立場が危うくなる事を恐れるようになる。
ジョニー・コクラン英語版
演 - コートニー・B・ヴァンス、日本語吹替 - 中博史
黒人弁護士の第一人者と呼ばれている人物でマイケル・ジャクソンの幼児虐待虐待裁判を担当した経歴もある。
以前からロス市警の人種差別問題をメディアに訴えてきたが、今回のOJ事件に人種問題の影があると考えたシャピロの提案でOJに弁護を任される。
ベイリーにそそのかされ、シャピロが司法取引に向けてこけおどしに雇ったと分かると、シャピロを主任の座から下ろして自ら主任へとなる。
ロス市警の人種差別への恨みが強く、OJ事件を人種問題として争点を当て、勝つためにOJのイメージをねつ造し、警察官の差別思想を掘り下げるなど、警察組織そのものを揺るがしかねない事態へと裁判を発展させて行く。
F・リー・ベイリー英語版
演 - ネイサン・レイン、日本語吹替 - 荒井勇樹
ボストン絞殺魔事件パティ・ハーストの事件等、有名な裁判の弁護で活躍してきた大物弁護士。
シャピロへの助け舟で弁護を任されるが、シャピロの知名度を上げるための無料奉仕として弁護料をノーギャラにされた事で、シャピロを裏切り、コクランに主任になるように促す。コクランの人種問題の争点を全面的に後押しし、黒人では出来ない差別発言への尋問や、差別地域への証拠提示等に尽力する。
アラン・ダーショウィッツ
演 - エヴァン・ハンドラー、日本語吹替 -
黒を白にする男という異名を持つ弁護士でマイク・タイソンのレイプ事件を担当した経験もある。
ただし一言目にはハーバードの名前を出す事で、他の弁護士からは鼻もちならない人物としてうとまれる。
マスコミにOJ事件は勝ち目がないと誹謗していたためベイリーの指示により口止めとして弁護を任される。裁判の争点を証拠の採取方法や操作方法が的確だったのかという警察側の落ち度に争点を当てさせ証拠をすべて不利にするように打ち負かす作戦に出ようとする。

裁判官及び警察側

マーク・ファーマン英語版
演 - スティーヴン・パスクール
ロス市警の刑事。OJ事件の物的証拠の第一発見者。人種差別の多い地域で育ち、差別主義者であった過去があった為に裁判の争点が自らのねつ造だったのではないかと弁護団やマスコミに袋叩きにされて行く。
ランス・イトー英語版
演 - ケネス・チョイ
日系人の裁判官。人種問題に中立の立場からOJ事件の裁判を任される。
中立な立場で裁判を進めようとするが、妻の白人警官の事等マスコミの餌食にされる。

その他

ゲスト

  • ローラ・マッキニー - マーガリート・モロー英語版
  • マイケル・ダーデン - クワメ・パターソン
  • ジル・シヴェリー - ロミー・ローズモント英語版
  • ポーラ・バルビエリ - アンジー・パターソン
  • ダーデン氏 - デュエイン・シェパード・Sr
  • アラン・パーク - ボー・ワイリック英語版

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