まんがタイムファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 13:29 UTC 版)
歴史
- 1983年7月 - 本誌の前身となった『まんがタイム スペシャル増刊』(まんがタイム 1983年8月号増刊)が発売される。
- 詳細不明。また、これ以前から存在したかどうかも不明。
- 『まんがタイムスペシャル』が『まんがセブン』の改題として創刊されたのは1989年(独立創刊は1992年)であり直接の関係は無い。
- 1983年9月 - 『別冊まんがタイム』(隔月刊)として創刊(1983年10月号)。雑誌コード:17939。
- 表紙ロゴは『別冊まんがタイム ファミリーコミック』と表記されており、そこから「別冊」と「コミック」を除けば、後の『まんがタイムファミリー』のロゴとほとんど同じである。
- なお、芳文社公式サイトの年表では、この時を『まんがタイムファミリー』の創刊としている。
- 1984年8月 - 『まんがタイムファミリー』(月刊)として再創刊(1984年9月号)。雑誌コードは引き継がれていないため、現在の通巻号数はこの号を第1号として数えられている。
- 2018年3月17日 - 同日発売の5月号をもって休刊[1]。
特徴・内容の傾向
雑誌名に「ファミリー」と冠されているように、かつては家族を題材とした作品が多かったが、末期はその傾向は薄れており、他の姉妹誌同様作家陣の若返り化が進められていた。『別冊まんがタイム』当時からストーリー漫画に重点を置いており、かつては同社の4コマ誌の中ではストーリー漫画が比較的多い構成になっていた。
1990年9月号から不定期に「フレッシュ4コマまんが展」として新人作家の作品を掲載していた。本企画を経た作家には、大原なち(当時は大原ななこ)、片桐みすず、大沢たけし、成田昌和などがいる。
掲載作家のうち任意の3 - 5名に、毎号異なるお題(「体のここに自信アリ?!」「夏の食べ物あれこれ」など)を提示し、エッセイ漫画を1ページ描かせるという企画を行っている。かつては、左側ページ端部には季節の料理レシピを掲載していた。
休刊時に連載されていた主な作品
連載期間の長い順に記載
- ラディカル・ホスピタル (ひらのあゆ、2000年5月号 - 2012年8月号、2018年5月号) - まんがタイムオリジナル、まんがタイムにて継続、過去にまんがタイムラブリーにて並行連載、休刊号に久々の掲載。
- かしこみかしこみ (幌倉さと、2012年9月号 - 2018年5月号) - 最初の18回はゲスト扱い。
- 大家さんは思春期! (水瀬るるう、2013年8月号 - 9月号・11月号 - 12月号ゲスト、2014年2月号 - 2018年5月号) - まんがタイムにて並行連載、まんがタイムスペシャルに移籍。
- パパとあそぼう! (かより、2013年9月号 - 2014年1月号・3月号 - 2018年5月号) - 2015年7月号まで長期間ゲスト扱い。第7回新人4コマまんが大賞「まんがタイム賞」受賞・号掲載作『パパと遊ぼう!』を長期掲載化。
- 軍神ちゃんとよばないで (柳原満月、2013年9月号 - 11月号ゲスト、2014年3月号 - 2018年5月号) - まんがタイムに移籍。
- おしかけツインテール (高津ケイタ、2014年9月号 - 2018年5月号) - 最初の3回はゲスト扱い。まんがタイムオリジナルに移籍。
- いにしえや浪漫堂(あろひろし、2015年1月号 - 2018年5月号) - 最初の5回はゲスト扱い。
- 役職名はお嫁さん (G3井田、2015年5月号 - 2018年5月号) - 最初の3回はゲスト扱い。
- わさんぼん〜和菓子屋顛末記〜(佐藤両々、2016年9月号 - 2018年5月号) - まんがタイムオリジナルに移籍。
- 妹のおシゴトは時給2000円(遠山えま、2016年11月号 - 2018年5月号) - まんがタイムオリジナルに移籍。
- この恋は深見くんのプランにはない。(ひのなつ海、2017年10月号 - 2018年5月号) - まんがタイムスペシャルに移籍。
- シロクマはシェーカーを振れません(佐倉色) - まんがホームに移籍。
- ちっちゃい先輩が可愛すぎる。(あきばるいき、2017年7月号 - 2018年5月号、3話まではゲスト扱い) - まんがホームに移籍。
- 僕しか知らないあやの先輩(いつみまお) - まんがタイムスペシャルに移籍。
- 広島さん、友達になってください(こみちまい) - (2017年1月号 - 2018年5月号)まんがホームに移籍(2018年5月号~2019年2月号)。
- うちの可愛い掃除機知りませんか?(裕木ひこ) - まんがタイムスペシャルに移籍。
- 夕暮れ団地の幽霊彼女(田口ホシノ) (2018年4月号 - 2018年5月)- 休刊の前号である2018年4月号から連載開始。翌号を以って休刊となったため、本紙ので掲載は2回のみ。まんがタイムオリジナルに移籍。
- ふみのさんちの大黒柱(池田乾) - まんがホームに移籍。
- 七瀬先輩のレキシスイッチ(高橋祐) - まんがタイムに移籍。
- マイ.ベスト.腐レンズ(星海はやと) - まんがタイムオリジナルに移籍。
- ウチが古武道宗家(さくまりょう) - まんがタイムオリジナルに移籍。
- 感染!ウイちゃん(かわのゆうすけ、? - 2018年5月号)
他誌に移籍せずに休刊号を以って最終回を迎えた作品
- かしこみかしこみ (幌倉さと、2012年9月号 - 2018年5月号)
- パパとあそぼう! (かより、2013年9月号 - 2014年1月号・3月号 - 2018年5月号)
- いにしえや浪漫堂(あろひろし、2015年1月号 - 2018年5月号)
- 役職名はお嫁さん (G3井田、2015年5月号 - 2018年5月号)
- 感染!ウイちゃん(かわのゆうすけ、? - 2018年5月号)
休刊時で長期休載中の主な作品
- ひなたフェードイン! (水谷ゆたか、2009年2月号 - 4月号、2010年2月号ゲスト、3月号 - 2011年9月号)
- ガクブンッ! (南方純、2010年1月号 - 2010年9月) - 最初の3回はゲスト扱い
- ^ まんがタイムジャンボ 芳文社の4コママンガ誌が“突然”休刊 「まんがタイムファミリー」も毎日新聞 2018年3月12日
- ^ 開始号数は2004年10月号現在の話数から計算で求めたものもあるため、休載などがある場合は実際の号数と異なることがある。
- ^ 学習研究社よりのアナウンスあり“アーカイブされたコピー”. 2009年5月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年8月17日閲覧。
- ^ 但し『まんがタイムファミリー』2009年1月号「300号記念特集」の記事では、唯洋一郎の表紙としてのみ扱われている。
- 1 まんがタイムファミリーとは
- 2 まんがタイムファミリーの概要
- 3 過去に連載されていた主な作品
- 4 表紙の変遷
- 5 その他
固有名詞の分類
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