√Letter ルートレター 概要

√Letter ルートレター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/18 08:53 UTC 版)

概要

「角川ゲームミステリー」シリーズの第1弾[2]島根県を舞台にしたミステリーアドベンチャーゲーム。制作総指揮の安田善巳は島根出身で、島根県の協力を得て制作する。主題歌の「純愛ラプソディ」は島根出身の竹内まりやの作曲。

ゲーム本編発売と同時に、無料体験版が配信開始された。セーブは可能だが、製品版とのセーブデータの互換は無し。PS4版はPlayStation Storeから配信されており、2章までがプレイ可能。PS Vita版はPlayStation Plusの会員限定で120分のプレイが可能[3]

新規シナリオと登場人物のビジュアルを実写の俳優・女優に置き換えたモードを追加し、対応プラットフォームにNintendo Switchを加えたバージョンアップ版『√Letter ルートレター Last Answer』が2018年12月20日に発売された。

ゲームシステム

ゲームは実在する松江市内(と出雲市内)の名所や繁華街を回りつつ、「文野 亜弥」を名乗った少女の同級生たちの行方を探し、彼らの正体を明らかにするという「アドベンチャーパート」と、亜弥との文通内容を再現し、彼女の心をつかむ「シミュレーションパート」に分かれている。

推理アドベンチャーであり、関わり合いを避け、可能な限りシラを切るかつての同級生たちに手紙に描かれた人物であるという動かぬ証拠や事実をつきつけ、当時の「文野 亜弥」が抱いていた彼らへの本当の思いを伝えることになる。8章までは全シナリオ共通で、「文野亜弥」の同級生たちが全員集う。全員が集った9章と10章でそれまでの選択肢に応じて内容と展開が全く異なる全5シナリオに分岐する。

一度いずれかのエンディングを迎えた後は、手紙の読み上げボイスが「亜弥」と「栞」で変更可能になる。また再スタート後、ゲーム内で「スマホ」獲得後(つまり「松江しんじ湖」駅到着後)から8章開始までスキップ可能になる[注 1]

あらすじ

東京の設計事務所に勤めていた主人公中村 貴之(改名可能)は、独立を機に退社。実家の改築に伴って帰省したところ、高校時代の文通相手だった少女文野 亜弥との手紙の束を発見する。その中にあった消印のない11通目に書かれた「人を殺してしまいました。罪を償わなくてはなりません」という内容が気になり、気楽な一人旅を兼ねて島根に向かう。

ところが、島根で彼を待っていたのは「文野 亜弥」という少女は「15年前には既に故人だった」という衝撃の事実だった。文野亜弥を名乗っていた文通相手の少女と再会するため、手紙で紹介されていた様々なあだ名を持つ友人たちを発見するため、貴之は島根を奔走する。

だが、15年を経て「マックス」こと貴之が現れたことに、当時の同級生たちは露骨に警戒して口を噤み、特に文通相手については堅く口を閉ざす。やがて、貴之は身辺を狙われるようになる。

はたして、15年前の真実とは? そして、貴之は無事に「文野亜弥」というペンネームを名乗る女性と、再会を果たすことが出来るのだろうか……?


注釈

  1. ^ ただし、3章のみ松江市役所前から始まり、手紙パートが「まるこし」到着後になるため、スキップを多用すると「レターマニア」のトロフィー(とプラチナトロフィー)だけ獲得出来ない。
  2. ^ 彼女のみ公式サイトでもクリア後のプレミアムトークでも本名が伏せられている(本作関連イベントでは本名の皆口裕子になっている)。

出典






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