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太陽がいっぱい (映画)

(purple noon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/02 04:24 UTC 版)

太陽がいっぱい』(たいようがいっぱい、原題:Plein Soleil)は、1960年フランスイタリア犯罪映画パトリシア・ハイスミスの小説『太陽がいっぱい』(旧名『リプリー』)を原作とした、ピカレスクサスペンス作品[2]


注釈

  1. ^ たとえば監督ルキノ・ヴィスコンティもこの『太陽がいっぱい』に出演したアラン・ドロンを観てひどく気に入り、自作の俳優にアラン・ドロンを指名することになった
  2. ^ トム・リプリーはふとしたきっかけで富豪グリンリーフ氏に自分が氏の息子フィリップの友人であると信じ込ませ、イタリアから帰らず放蕩三昧のフィリップをアメリカに連れ戻すよう依頼を受ける、と原作にあり、後に同じ原作で再映画化された映画「リプリー」ではリプリーが父親に会う場面が冒頭に描かれているが、この「太陽がいっぱい」ではすべて省略され、最初からイタリアを舞台に青年二人が出会ってからの話として展開させている。
  3. ^ ヨット乗りは、ヨットに自分が愛する子供や愛する女性の名をつけることも多い。
  4. ^ 欧米では、手動式のタイプライターが普及していた時代(PCのワープロが登場する以前の時代)、タイプライターの印字(活字)の微妙な個体差(アルファベットや記号の一文字一文字のすり減り方の違い、傷の程度、文字の斜め具合 等々等々)によって、誰が打った文章なのか見分ける、ということが広く行われていた。頻繁にタイプ打ちの手紙を交換しあう家族や親友などでは、タイプの活字の個体差も意識しており、かなり容易に本人かニセ者か見分けることも可能だった。ちょうど、手書きの文字をその筆跡によって、誰によって書かれたか見分ける、ということが現在でも行われているのと似たようなことである。当時、筆跡鑑定をする仕事をする人は、タイプライターの同一/非同一の鑑定も行うものだった。したがってタイプライターがさかんに使われていた当時、ある人物の手紙を偽造するには、その人が不在時に家に忍び込んでそのタイプライターで打ったり、あるいはその人物のタイプライターを盗んでしまう、ということ基本的に行われた。
  5. ^ 殺害が行われたのが「昼の12時」だと強調することで、「真昼間」ということ、そして「plein soleil」というタイトルを観客に再度意識させている。
  6. ^ a b c d ノンクレジット[10]
  7. ^ 『金曜ロードショー』第1回作品
  8. ^ 「道」「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザー・パート2」など、名曲多数
  9. ^ 「道」「甘い生活」「フェリーニのローマ」など、名作多数の巨匠

出典

  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)171頁
  2. ^ “[Interview with Patricia Highsmith Patricia Highsmith interview]”. 2022年4月5日閲覧。
  3. ^ “Marie Laforêt, French singer and actress 'with the golden eyes,' dies at 80”. The Washington Post. https://www.washingtonpost.com/local/obituaries/marie-laforet-french-singer-and-actress-with-the-golden-eyes-dies-at-80/2019/11/03/f42ebaba-fe55-11e9-8bab-0fc209e065a8_story.html 2022年4月5日閲覧。 
  4. ^ "New Dream for Alain Delon", Thomas, Kevin. Los Angeles Times, 18 December 1965, p. a12.
  5. ^ Plein Soleil (1960) - Filming & production”. IMDb. 2023年6月20日閲覧。
  6. ^ 秦早穂子双葉十三郎中原弓彦「ヒッチコックの新作『北北西に進路を取れ』をめぐって」 『ヒッチコック・マガジン』1959年11月号、宝石社、71頁。
  7. ^ 秦早穂子「(人生の贈りもの)映画評論家・秦早穂子:2 タイトルはずばり言い切る」 『朝日新聞』2012年5月8日付夕刊、2面。
  8. ^ 秦早穂子『東京パリ闘い通り』大和書房、1981年11月10日、48-49頁。 
  9. ^ 第2回新・午前10時の映画祭プログラム 21P 「太陽がいっぱい」参照。
  10. ^ Plein soleil (1960) - Full cast and crew” (英語). IMDb. 2012年4月16日閲覧。
  11. ^ 中村悠一が「太陽がいっぱい」新録吹替版でアラン・ドロン役、共演に鈴村健一ら - 映画ナタリー(2016年2月15日)2021年8月20日閲覧
  12. ^ 「次世代に残したい名作映画96」110~113P 参照 雑誌《スクリーン》1960年7月号から 近代映画社 2013年8月発行。
  13. ^ 佐藤有一『わが師淀川長治との五十年』(清流出版)
  14. ^ 吉行淳之介ほか『恐怖対談』新潮文庫、1980年、p.133
  15. ^ 朝日ソノラマ第1巻第6号 1960年5月21日発行 音楽と共にセリフの一部も収録されている。
  16. ^ 日本グラモフォン DP-1183 1960年8月20日発売 これは、サウンド・トラック盤ではない。


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