PMX
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/19 03:30 UTC 版)
PMX(ピーエムエックス)は、株式会社サイバーテックが開発・提供する、マニュアル作成支援システムであり、CCMS(Component Content Management System)、あるいはマニュアル用CMSとも言われるカテゴリの製品である。一般的にCCMSは製造業などにおける取扱説明書、業務マニュアル、多言語のテクニカルドキュメント制作向けに利用されるが、PMXはXMLベースのコンテンツ管理に対応し、ワンソース・マルチユースによるPDFやHTML形式での出力、版管理、多言語管理といった、CCMSに求められる機能を備える[1]。
概要
PMXは、XML技術を利用したマニュアル制作・コンテンツ管理システムである。コンポーネント単位でのコンテンツ管理に対応しており、従来のMicrosoft WordやDTPソフトを用いたマニュアル制作とは異なる手法で、コンテンツの共通化や再利用、版管理、多言語展開を実現する。
クラウド型での提供が中心となるが、オンプレミス型での提供も可能であり、Webエディタを用いた複数ユーザーによる共同編集、ワークフロー管理、デジタル資産管理などの機能を備える[2]。
また、Wordライクのエディタで直感的にライティングが可能であるにもかかわらず、コンテンツの構造化が自然に行えるシステム設計であるため、XMLやDITAの専門知識が不要となっている。PDFおよびHTML形式での出力時に必要となるスタイルシートは、XSLTではなくCSSを採用することで、ユーザー側でもレイアウト・スタイル制御が可能となっている。
CCMS製品やマニュアル用CMSは、現状大半が海外製品となっている。海外製品は日本語対応への遅れもさることながら、サポート面や日本国内からの事業撤退リスク、為替変動リスクなど様々なリスクが潜んでいる。PMXは純国産システムであるため、それらのリスクが存在しない事に加え、日本国内ベンダーがゆえのスピーディかつ手厚いサポートが期待できる。
主な機能
- XMLベースのコンテンツ管理
- コンポーネント単位での版管理・再利用
- PDF・HTML・Microsoft Word・EPUBなどへの出力
- CSV形式による変数管理およびコンテンツ切り替え
- iframe(インラインフレーム)による動画・PDFなどの埋め込み表示
- AI翻訳機能(Google翻訳やDeepL翻訳とのAPI連携)
- AIによる校正支援・表記ゆれ検出
- CSSによる出力レイアウト・スタイル管理
- Microsoft Word・FrameMakerデータ連携
- Adobe InDesign連携
- FTP転送による外部ポータルサイトとのデータ連携
- デジタル資産管理
- 多言語コンテンツ管理
- ワークフロー管理
- 多要素認証とアクセス制御
歴史
関連項目
脚注
- ↑ “マニュアルの共同制作・多言語対応・組版と電子化を実現する「PMX」を提供”. 月刊GCJ (日本グラフィックコミュニケーションズ工業組合連合会) 48 (7): 10-11. (2021-07-10).
- ↑ “マニュアルの共同制作・多言語対応・組版と電子化を実現する「PMX」を提供 | 【このサイトはアーカイブです】GCのトビラ”. GCのトビラ. 2026年6月17日閲覧。
- ↑ “デジタル出版向けコンテンツ管理システム「Publish MakerX」”. JAGAT info (公益社団法人日本印刷技術協会): 54-57. (2013-11-15).
- ↑ “DX対応の国産マニュアル作成ツール「PMX」がメジャーバージョンアップ!”. 株式会社サイバーテック (2022年1月18日). 2026年5月15日閲覧。
- ↑ “ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021”. 一般社団法人ASP・SaaS・AI・IoTクラウド産業協会 (2021年11月17日). 2026年5月8日閲覧。
- ↑ “サイバーテック、マニュアルCMSを手軽に導入出来るパッケージを用意”. 株式会社サイバーテック (2023年1月10日). 2026年6月19日閲覧。
外部リンク
- pmxのページへのリンク