iris pseudacorusとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 植物名 > iris pseudacorusの意味・解説 

黄菖蒲

読み方:キショウブ(kishoubu)

アヤメ科多年草園芸植物

学名 Iris pseudacorus


キショウブ

(iris pseudacorus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 18:50 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
キショウブ
福島県会津地方 2009年6月
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: アヤメ科 Iridaceae
: アヤメ属 Iris
: キショウブ I. pseudacorus
学名
Iris pseudacorus L.[1]
和名
キショウブ

キショウブ(黄菖蒲、学名: Iris pseudacorus )は、アヤメ科アヤメ属多年草帰化植物

特徴

花茎の高さは60-100 cmになる。は幅2-3 cm、長さ60-100 cm、剣形で中脈が隆起し明瞭で、縁は全縁。花期は5-6月で、アヤメノハナショウブと同じ、外花被片が大型の広卵形で先が下に垂れ、内花被片が小型で直立した、黄色のを咲かせる。外花被片の中央に茶色がかった模様がある。和名は花が黄色であることに由来し、斑入葉八重咲きなどの園芸種がある[2]

分布と生育環境

西アジアからヨーロッパ原産の植物で、明治頃から栽培されていたものが日本全国の水辺や湿地、水田脇に野生化している[2]上に、林縁など湿地以外の場所にもよく生育するため、拡大の懸念がある。

観賞用に栽培されているハナショウブには黄色系の花がないため、その貴重性から重宝されたが、湖沼や河川などへの拡散が問題となっている。

環境省は「要注意外来生物」の一種として「栽培にあたっては、逸出を起こさない」「既に野生化している湖沼等があり、在来種との競合・駆逐等のおそれがある場所については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる」として警戒を呼びかけている。また、日本自然保護協会日本野鳥の会世界自然保護基金では生態系に与える影響や侵略性が高いとしている。

水辺に生育し美しい花を咲かせる植物なので、「ビオトープ創出」等のために利用される事があるが、「要注意外来生物」を導入することの危険性は大きい。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “キショウブ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年5月7日閲覧。
  2. ^ a b 林弥栄 (2011)、590-591頁

参考文献

関連項目

外部リンク

Category:1753年に記載された植物


「Iris pseudacorus」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「iris pseudacorus」の関連用語

iris pseudacorusのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



iris pseudacorusのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキショウブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS