inZOI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/04 07:07 UTC 版)
ジャンル | ライフシミュレーション |
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対応機種 | Steam(Microsoft Windows) |
開発元 | inZOI Studio |
発売元 | KRAFTON |
プロデューサー | キム・ヒョンジュン(Kjun) |
人数 | 1人 |
発売日 | 2025年3月28日(早期アクセス) |
必要環境 | NVIDIA RTX 2060(6G VRAM)(最小スペック) NVIDIA RTX 3070(8G VRAM)(推奨スペック) |
エンジン | Unreal Engine 5 |
inZOI(インゾイ、韓:인조이)は、2025年に韓国のゲームスタジオKRAFTONからリリースされたライフシミュレーションゲーム。開発はinZOI Studio。2025年3月28日にSteamにて早期アクセス版がリリースされた。フルリリース日程は未定。
概要

inZOIでは、オープンワールド上で「ZOI」と呼ばれるキャラクターたちの人生がシミュレートされる。街にいるすべてのZOIは自分の自由意志で行動し、仕事、結婚、出産、病気、トレンド、ゴシップ、交通事故などのイベントが発生し、プレイヤーにリアルな体験が提供される[1][2]。ZOIのAIキャラクターには、提携するOpenAIの技術を応用した「CPC(Co-Playable Character)」が導入されている[3]。
プレイヤーはARカンパニーという企業の従業員として世界を管理し、より良い世界を目指す[4]。
inZOIはUnreal Engine 5を使用して開発されており、精密なグラフィック、キャラクタークリエイトや建築の自由度の高さを特徴とする[5][6]。3Dプリンター機能により外部の画像を取り込み3D化し、それを帽子などのアクセサリーとして使用できる[7]。またWebカメラを使用してプレイヤーの表情や動作を3Dでモーションキャプチャできる機能も実装されている[5]。
開発
本作プロデューサーのキム・ヒョンジュンは、2023年にinZOIの制作を開始した。彼はライフシミュレーションゲーム「The Sims」シリーズの15年来のファンであり、欧米圏と比較してアジア圏で人気が高くないゲームジャンルであるライフシムを楽しめるジャンルにしたい、との考えから本作の開発に取り掛かった[4]。本作では家に入る際に靴を脱ぐことができるなど、アジア文化と親和性の高いゲームデザインを取り入れている。
早期アクセス版のリリース時点では、マルチプレイは実装されていない[4]。早期リリースに際し、キム・ヒョンジュンは「ほぼすべての要素が実験的で、非常に大きな挑戦の最中」であり、「ゲームはまだ完成にはほど遠い」と述べた[1]。
評価
売上
早期アクセス版のリリースから1週間で累計販売本数が100万本を突破した[8]。
関連項目
- ザ・シムズ
- PUBG: BATTLEGROUNDS:KRAFTONが展開する代表作品
脚注
- ^ a b Inc, Aetas. “新作ライフシム「inZOI」,早期アクセス版を3月28日にSteamで配信。最新情報を発表するオンラインショーケースは3月19日10:00より開催”. 4Gamer.net. 2025年4月2日閲覧。
- ^ Sonta, Yusuke (2025年4月2日). “超リアルライフシム『inZOI』新アプデで「若者が突然死しない」ように。“現実の反映”をあえてやめる”. AUTOMATON. 2025年4月2日閲覧。
- ^ “AIがゲームの常識を変える?…韓国クラフトン「inZOI」の可能性”. www.afpbb.com (2025年3月23日). 2025年4月2日閲覧。
- ^ a b c Inc, Aetas. “KRAFTONの新作「inZOI」はアジア圏に住む人が違和感を持たないライフシムとなるか。プロデューサー兼ディレクターに聞いた[G-STAR 2024]”. 4Gamer.net. 2025年4月2日閲覧。
- ^ a b “2024.11.20|【インタビュー】KRAFTONが手掛ける新作ライフシム「inZOI」のディレクターに直撃インタビュー!「inZOI」の魅力やこだわりポイントを余すところなくご紹介!|ゲームエイト”. Game8(ゲームエイト)- 日本最大級のゲーム攻略wikiサイト. 2025年4月2日閲覧。
- ^ “『inZOI』話題の新作ライフシムが3月28日より早期アクセス開始。幅広いキャラクリエイトと自由度の高さで十人十色の“人生”を覗ける | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2025年4月2日閲覧。
- ^ “『inZOI』レビュー。『PUBG』のKRAFTONによるライフシムがすごい。投獄されて出所した同居人と母のラブロマンス後に弟が誕生。昼ドラが過ぎる人間観察 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2025年4月9日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “ライフシム「inZOI」早期アクセス版がリリース1週間で100万本を突破。Steamでも「非常に好評」を獲得”. 4Gamer.net. 2025年4月9日閲覧。
外部リンク
- inZOIのページへのリンク